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薬膳=苦い?実食してイメージを覆した話

中医学を勉強しているひろと申します。

アメブロでブログを書いておりますが、この度ブログ整理も兼ねて以前から興味のあったnoteを更新してみることにしました。

ゆるく更新していくのが目標でございます。

さて1回目の更新は最近食べた薬膳食材「なつめ」のお話から、薬膳を身近に感じていただこうと思います。


なつめってなによ?

あまり馴染みがない食材ですが、中国原産の果物。旬は9月末から10月初め頃で、つやつやしてぷりっとした赤く丸い実が木に成る様子が写真で見られます。

(イメージとしてはこんな感じでしょうか。これ実際にはりんごなんですけど、手のひらサイズの赤い実がコロコロなっているのを想像してもらえば)

日本だと岐阜県や長野県、福井県などの山が多いエリアが産地で生で食べると甘味は少なく食感はさくさくしているらしい。

ただ生産量が少ないのもあり、圧倒的手に入りやすいのは代表的産地の中国産や韓国産の乾燥なつめです。いつか生を食べてみたい・・・(とまらない食欲)

成分としては葉酸、鉄分、食物繊維など女性が特に補うとよい栄養素が豊富でして、例えば鉄分はプルーンの1.5倍含まれています。貧血気味の方や妊娠中の方におすすめ。

また料理に使われることもあります。参鶏湯に入ってる赤い実ありますよね、あれなつめです。


なつめってこうやって食べるんだ

中医学を勉強し始めた2018年、なつめのお茶のレシピを聞いていたので試しに買って作ってみたことがあるんです。が、実は当時挫折した経験があります。

なぜかと言うと皮がすごくかたいんですね。水につけたら柔らかくなると聞いていましたが、購入したものがあまりにも固すぎたのか全く効果なしでギブアップ。

そんな中、今年8月に地元岐阜にある微笑亭さんで薬膳のお勉強。その時にランチでなつめを食する機会がありました。

このサンドイッチに入っている黒いもの、これなつめです。

苦手意識があったけど、どうなんだろう・・・と恐々食べていたらびっくり。

これがまーすごくおいしいの。

味は素朴な味。甘すぎず、自然の甘味が引き立っている、さっぱりしたお味。パンとの相性もバッチリで、お互い喧嘩せず見事に調和されておりました。

食感はねっとり系。想像以上にしっとりしてて柔らかく、お口の中でベトベトする感じはしないのでプルーンとかが苦手でも食べれると思います。

そして問題の固かった皮は、全然気にならなかった。パンとか他の食材が一緒に入っているからなのか、普通に食べれる。毎日でも食べたい、ととても感動。

ちなみに教室の生徒特権で先生になんとなくの作り方を聞き作ってみました。そのうち記事にあげる予定です。

薬膳は怖くない

以前友達に薬膳のイメージを聞いたことがあります。

そうしたら「体に良さそう」という意見のほかに「苦い」「おいしくなさそう」という回答を得ることがありました。

おそらく「薬」のイメージから来ているのでしょうね。私は漢方薬を使用していたこともあり苦手意識はなかったのですが、そういう経験がなければ遠い存在ですもの。知らない、わからない=怖いという構図と同じかな。

ですが、普段使う食材の中に漢方薬や薬膳の材料って結構あるんです。

漢方薬の例でいうと今回ご紹介したなつめ。これは葛根湯に使われています。

もっと身近な薬膳の例だと暑い日はゴーヤを食べるといいみたいな話聞いたことありませんか?あれも立派な薬膳です。

先に書いた通り薬膳ってどうしても遠いイメージを抱く方も多いかと思いますが、意外とそんなことはないんだよ〜ということをこれからお伝えしていきたいと思います。

マイペースに更新していきますのでぜひよろしくお願いします。

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