僕はバットを短く持って当てに行くようなファッション
僕はおしゃれというものに疎い。
過去の自分の写真の服装を見返すと顔から火が出るほど恥ずかしい。
小学校の頃は服なんて何でもいいと思っていて、適当に選んでいた。
しかし中学〜高校に上がると僕はおしゃれになりたいと思い、自分でしっかり買って、しっかりコーディネートを組んで大外ししていた。
これは共感してもらえると思うのだが、オシャレに無頓着な時の自分の写真より、過去の、自分がおしゃれだと信じて疑っていないのにもかかわらずクソダサい時の写真の方が数倍も恥ずかしい。
過去の僕に言いたい。「おしゃれになりたいなら新しい服買うんじゃなくてその赤のランシューとadidasのウエストポーチを捨てろ。それが全てに0をかけてる」
そんな僕だが今では「おしゃれだね」って言ってもらえることが増えた。
しかし、ぼくはこれだけは言える。ぼくはおしゃれな人ではない。残念ながら。
僕のファッションを一言で表すならば
#女子ウケ #量産型#無難#平均点越え
と言ったところだろうか。
誰がなんと言おうとこれが私のオシャレだ!という軸を持った人もいるが僕はその反対。
常に人にどう思われるか。それしか考えていない。書いていて情けなくなってきた。
だからこそ人からおしゃれだねって言われたらそればっかり着るし、ダサいって言われたらどれだけ気に入っていても着るのをためらってしまう。
自分のオシャレに自信がないのだ。
僕のファッションはバットを短く持ってコンパクトに振り抜く、当てにいくファッションなのだ。決して強振はしない。いつでもミートソーカルは広め。
だからこそ大空振りもしない。しぶとく前に運ぶ、全盛期の荒木のようなファッションスタイル。
そんな至高の2番打者のようなファッションの僕は自分のことをオシャレだとは全く思わない。というか思えない。
ただ、ここでおしゃれって一体なんなのだろうかと思わないだろうか。
「多くの人がいいとは思わないけどおしゃれ」とかって、意味がわからない。おしゃれとおしゃれじゃないの境界線がますますわからなくなる。
パリコレなどのファッションショーは全くもって理解ができない。「ファッションの最先端は常人には理解できない」って本末転倒もいいとこではないだろうか。
僕の予想ではフランスあたりに「おしゃれ!」と「おしゃれじゃない😢」の二つの旗を持った人がいてその人が全てのファッションのおしゃれかおしゃれじゃないかを決めていると思っている。
僕は当時の落合野球を彷彿とさせる、守り勝つファッションでこれからもやっていく。
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