続けること、日常を楽しむこと

2022年が始まり、自分も生まれてはや30年余りが過ぎました。

学生生活に一緒に遊び惚けてた友人も、なんだかんだで結婚して子育てに励み、今や立派なパパやママをやっている。
社会人生活も、自分みたいな社会不適合者は3年で辞めて引きこもるだろうと思ったけど、気付けば転職を2回挟み、なんだかんだで社会人10年目を迎えようとしている。
なんか、20代中盤になってから環境は目まぐるしく変わった気がするけど、それ以上に日々のスピードを早く感じ、自分は何も変わらずただ年だけ食ったみたい、と最近そんなことを考えてました。

そんな中、この1月には音楽が好きな自分にとって興味深いニュースが1つありました。
それは、Doping Pandaというロックバンドが10年ぶりに再結成したことです。

このDoping Panda、通称「ドーパン」はボーカル&ギターのフルカワユタカさん率いるダンサンブルな楽曲をする3ピースバンドで、1990年後半くらいから活動をはじめ、2012年の絶頂期に解散しました。
当時、高校生だった自分は2004年発売の「We in Music」というアルバムと、「Moshpit on Disney」というディズニー音楽のカバーアルバムのコピー曲であった「Under the sea」に度肝を抜かれ、以来ずっとファンであり続けました。
「スター」という愛称で親しまれてたフルカワユタカさんのギター演奏は本当にカッコいいのですが、個人的にドラムを趣味でやってた身としては、ハヤトさんのドラムが早業すぎて凄い、という印象が強くありました。
そういえば、高校時代に買ったバンドスコアも、結局1曲も完全コピーできなかったなぁ・・・

そんな中、自分は地方の大学に進学することとなったものの、「いつか絶対にライブやフェスで実際のパフォーマンスを見よう!」と思ってたのですが、結局自分がまだ学生だった2012年に惜しくも解散となり、その願いを叶えることはできませんでした。
解散後も、フルカワさんはソロとして活動し、自分の好きなバンド達とも一緒に楽曲やったりライブしてましたが、正直なところ、やはり自分はドーパンの演奏を見たかった、という思いがありました。

そんな中、この2022年1月に10年ぶりに再結成した、というニュースが入ったときは本当に驚きました!正直、喧嘩別れとかそういうことじゃないのでしょうけど、なんとなくドーパンは再結成することはないかな、という思いがあったので、とても嬉しかったです。

この3人の中で、どういう会話があって再結成となったのかは正直分かりませんし、その前に解散があったということは、もうここで終わらせよう、という辛い話し合いも、当然あったのだと思います。
ただ個人的に、ドラムのハヤトさんがTwitterで、「ユタカが続けてくれたから再結成できた」という言葉が、とても心に刺さりました。

どんなに環境が変わっても、続けてくれる人がいるということは、それが最高の良い形になって帰ってくることもあるのだ、と思いました。
自分も、ダラダラした延長線の上をただ生きているだけの印象しかなかったのですが、周囲の環境は劇的に変化し続けているので、きっと自分も変わっていないようで変わっているのでしょうね。
また、ただ生きているだけだとしても、生きている以上は何かを続けており、誰かにも影響も与えているはずで、それがほかの人の励みだとか希望だとか、そういうポジティブな動きにつながってたりするのかな、と思うと、なんだか何気ない日々も楽しいものに思えるようになりました。
とりあえず、僕は解散してもドーパンを好きであり続けたから、今の再結成という最高の形で帰ってきて、ライブを見に行くという夢がまた叶いそうなものになりました。
何かを続けるということの大事さ、過行く変わり映えのないような日々を前向きに楽しむ気持ちを改めて大事にしたい、と思いました。

なんか散文になってしまいましたが、何か伝われば幸いです笑

最後に、ドーパンの再結成の感謝を込めて、楽曲紹介しようと思います。
新曲のimagineもカッコよいのですが、個人的には「Stairs」「Just in time」「Crazy」「Tabloid pubrock」「Moralist」あたりが好きですが、一番パフォーマンスが盛り上がる「Transient happiness」のライブ映像のリンクを張ります。

そして、2022年もよろしくお願いいたします!


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