セロリの話

今年もまた、ピクルスを作った。
このところとことん不調だったのだが、なんとか復活し、今日になってやっと買い置きしてあった野菜たちに手を付けることができた。

今回の具材は、セロリ2本、ミョウガ5個、パプリカ1個、キュウリ1本。これでザル一杯分になり、容量1リットルの筒型のタッパーにちょうどぴったり入る。

爽やかなセロリの香りが好きだ。ピクルスを作っている最中のセロリの香りが、セラピー効果があって気持ちを落ち着かせてくれる。強く香るセロリのおかげで、あぁ今年もピクルスを作ったなぁという気分になり、手や台所に残る香りもずっと嗅いでしまう。

セロリは実家では買わない、食べない野菜だった。セロリという野菜をいつどこで知ったのかといえば、有名曲のタイトルだ。好き嫌いの分かれる野菜だと知り、どんなものかと思った記憶がある。
学校でも好きか嫌いかの話題になり、一回食べてみたいと親にねだって、買ってもらったことがある。たしかその時は野菜スティックのようにして生のままマヨネーズで食べたのだが、好き嫌いが分かれるし美味しくないかもよと忠告された割に、あっさりと食べられて嫌な感じはしなかった。それがファーストコンタクトだ。
おそらく親が好きでなかったのだろう、その後は買われることはなかったが、大学生の頃、お惣菜でセロリのマリネを買ってみて、個人的にこれは好きな野菜だと確信した。
以降、セロリを食べるためにピクルスを作るようになったと言っても過言ではない。

ただ、いつも、酢がスーパーに並ぶ→ピクルスを作ろうと思う→セロリを買わねばと思う、の順番でセロリを思い出して買うので、今がセロリの旬ではないかもしれない、というのが少し気になっている。
どうせなら旬の時期にたくさん食べたらよいのだが、酢が出回らないとセロリの存在を思い出せないというのが困りものである。

何か他のセロリレシピを試してみて、思い出すためのキーワードを増やしてみるのが良いかもしれない。
というわけで今日はレシピサイトを見て回ろうかと思う。


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