順番

災害があって、一番に心配するのは近しい人たち。
次に心配するのは、学生の安否と、校内の被害状況。
その次に心配するのは、電車やバスが運行するかで、休講になるかどうか。
その次に心配するのは、学生の実家、地元が被害にあっていないかどうか。学業を継続できるか。

いつもこの順番になってしまう、どうしても。
心配には順番がある。
それが申し訳なくもある。

学事がひとまず通常運転になったあとでようやく、支援とかボランティア派遣の話になる。
ボランティア派遣は日帰りで帰ってこられる範囲にしか行けないし、道の安全確保ができているところ、受け入れ体制ができたところにしか行けない。
行きたいと思ってすぐに行けるものでもない。みんながみんな行けるわけでもない。通常業務を滞らせないことも必要だ。

もうすぐ霜降。霜が来る。どんどん寒くなる。日も、どんどん短くなる。
心が焦る。
でも、できる範囲で、できること。それしかできないということも、分かっている。

とにかく、今日をしっかり生きること。
幸運にも被害のなかった私は、まず、それだ。

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追記(10月25日)

雨、雨、また雨。
避難勧告により、予定していた手伝いにも行けなくなってしまった。
冬を始められない人がたくさんいるというのに、秋は終わるのだろうか。

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