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ニュータイプのワークスタイルとは?

こんばんは、福田です。note53本目です。

今日は書籍レビューというか読んだ本で、キャリアを考える上で非常に参考になったことを書きたいと思います。

読んだ本はこちら↓

変化が激しく先が予想できない現代において、ニュータイプと呼ばれる新たな思考・行動様式を説いている本です。

全部面白かったのですが、その中でも特に面白かったのが、
第5章のニュータイプのワークスタイルです。

キャリアのバーベル戦略

これは「90%会計士、10%ロックスターという生き方」と紹介されています。極端にリスクの異なる2つの職業を同時に持つ。という事です。

会計士の仕事はいわば本業の仕事です。ここで安定的な収入を得つつ、残りの10%分をヒットすれば大スターとなるようなロックスターの仕事をするというイメージです。

仮にロックスターの仕事で曲を出して売れなくても、ロックスター1本で仕事をしているわけではないので、大きな痛手はありません。会計士としての安定的な収入が確保されているためです。

一方、メガヒットをすれば一気に大スターとなれば富と名声を得られる。

これは副業や複業が一般的になりつつある現代において、非常に有効的な戦略だと感じます。

努力のレイヤーを変える

次に、こちらの「努力のレイヤーを変える」です。

努力をすれば夢は叶う。という言葉は聞こえはよいですが、もちろん全ての人が努力をしても夢は叶わないことがあります。

仕事でもそうです。人一倍努力をしているのに結果が出ず、なかなか認めてもらえない。なんてことはあります。

その場合、努力のレイヤーを変えるということを試してみると良いということです。

努力しているフィールドが自分の資質とフィットしていない場合、恐らく努力を続けてもなかなか結果は出ないでしょう。

適材適所という言葉がある通り、その人が活躍できるフィールドは別のところにあるかもしれません。もちろん好きなことで努力して報われないのはツライですが、努力するフィールドを変えてみることも検討してみるのは良いです。

モチベーション

これは確かに!と思わず声にでました。

モチベーション持って仕事を行うのと、誰かに指示されて仕事を行う。当然ですが前者のほうが良い結果が出ます。

ここでは「意味」という言葉を使って說明されています。

モチベーションを持って仕事に取り組む人は、自分で仕事の「意味」を見出す事が出来るとのことです。

「言われたからやってるけど、この作業って何のために必要なのか」

このような気持ちで仕事をしていては当然モチベーションが上がりません。そして言われたからやってるだけで、仕事の意味も見出していません。

誰でも出来る単純な仕事でも、そこに意味がなければ人はモチベーションを高く保つことができません。

行動経済学の本で紹介されていた実験で、こんなものがありました。

「プラモデルを1個作るごとに1ドルもらえる仕事」

①プラモデルを完成させたら、次の箱から同じプラモデルを作る
②プラモデルを完成させたら、それが解体されもう1回作る

①も②もプラモデルを作って報酬を得る。という目的に違いはないです。

①の場合は自分で作ったプラモデルが存在するので、達成感があります。一方②は作ったものを解体され、作り、また解体され・・・の繰り返しです。

明らかに②のほうがこの仕事の意味が希薄になります。この実験では②のほうが、得た報酬の金額が①より少なかったようです。

まあ、確かに作ったモノを元に戻されたら、モチベーション上がりませんよね笑

このようにモチベーションの有無でパフォーマンスに大きな差が出るという事です。

まとめ

・キャリアのバーベル戦略
・努力のレイヤーを変える
・モチベーション

これらは混沌として変化が早い現代において、興味深い思考・行動様式だと思います。

バーベル戦略でキャリアの幅を広げる
努力のレイヤーを変えることで、自分の価値を相対的に高める
モチベーションを持ち仕事に意味を見出す

改めて自分の仕事に対して考える機会になりました。

ひとこと

最後までお読みいただきありがとうございました!

つい先日、井上大輔さんという方の「マーケターのように生きる」という本を読んだのですが、考え方が通ずる部分があるなと感じました。

良書をいくつか読むと、表現が違うだけで言っている本質的な部分は同じ。という事があります。そうすることで理解も深まるので、本を読むという事は良いことだなと改めて感じました。

おしまい!

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