デジタル広告のターゲティングについて考える

こんばんは、福田です。note23本目です。

ついさっき気づいたのですが、昨日書いた記事が22本目なのにnote21本目と間違えてました。。はずかしい。。

今日はデジタルマーケティングぽいことを書きたいと思います!
久しぶりに仕事に直接関する事を書く気がします。

デジタル広告のターゲティングの種類

デジタル広告、つまりインターネット広告は大きく2種類のターゲティング方法があると考えられると思います。

人ベース or 面ベース
僕はこの2種類でしかないと考えています。

では、具体的に見ていきましょう

人ベースのターゲティングとは?

1番分かりやすいのが、リターゲティングという広告です。ちなみにYahoo!はリターゲティングと呼び、Googleはリマーケティングと呼び、微妙に同じ話なのに名前が違うのが多々あります。

どこかのサイトを訪れて以降、そのサイトの広告がよく表示される!こんな経験は多いと思います。これがリターゲティング広告です。

最近はAppleのITPというcookie制限があるので、だいぶ下火になっている広告ですが、昔はそれはもう、どの会社も積極的に活用していました。
(ITPやcookieなどの說明は難しいので割愛します。)

ざっくり言うと、昔よりこの「追っかけられる広告」ってのは表示されにくくなっているということです。

このリターゲティングは、ある人が○○のサイトを訪れたという履歴を元にした人の行動をベースとしたターゲティングです。

他にも色んな検索をして、色んなサイトを日々見ていると思います。そういった情報を元に、「この人はこんな事に興味あるな」と判断されます。

例えば僕は今オンライン英会話を検討しています。様々なオンライン英会話に関するキーワードで検索し、色んなサイトも見ました。

そのため最近では、一度も訪れたこともない企業の英会話学校の広告が表示されるようになっています。

まさに、僕の検索履歴や閲覧サイトの情報を参考に、「こいつ英語に興味あるな」と判断されて、広告にターゲティングされているというわけです。

ちなみに、以下のサイトでGoogle様が「あなたは何歳くらいで、どんな事に興味を持っている」という判断した情報が確認できますので、ぜひ見てみてください。結構精度高いですよ!

面ベースのターゲティングとは?

つづいて面ベースのターゲティングについてです。

こちらは先程の人ベースとは異なり、どういうカテゴリのWEBサイトなどに広告を出すか?をターゲティングするという意味です。

つまり「面=どういった類のWEBサイト」というイメージです。
例を挙げます。

「旅行」というカテゴリで面のターゲティングをしたとします。その場合、僕が旅行に関するWEBサイトを訪れず、「音楽」に関するサイトを閲覧していた場合、広告は表示されません。

一方、僕が「旅行」に関するWEBサイトを訪問した際には広告が表示されます。

このように、僕が「旅行」に興味を持っていたとしても、広告を配信している企業が、面ベースの「旅行」ターゲティングをしている場合、僕が旅行に関するWEBサイトを訪れないと広告は表示されないという仕組みです。

世の中には色んなWEBサイトがありますが、GoogleやYahoo!に「このWEBサイトはこういうカテゴリのWEBサイトだよね」と分類されているぽいですぜ。

人ベース、面ベースどちらが良いか?

では、インターネット広告を行う場合、人ベースでターゲティングすべきか?面ベースでターゲティングすべきか?

ここはどちらが優れているとかは言いにくいです。

以前はリターゲティングが最強に近い広告メニューだったので、人ベースのターゲティングが優勢だったのは間違いないです。ただ最近は規制の影響もあるので、なんとも言えない感じです。

とはいえですが、あくまで僕個人の意見を述べたいと思います。

前提として信頼スコアみたいに、情報を提供するから云々かんぬん。と言ったセンシティブな条件は排除します。

僕個人としては、「面ベース」のターゲティングのほうが良いかなあと最近思っています。

というのも、僕は最近オンライン英会話に興味を持ちました。そこで、「オンライン英会話 評判」とか「オンライン英会話 比較」とかで検索して、色んなWEBサイトを見るわけです。

つまり「英語 or 英会話」というカテゴリのWEBサイト(面)を訪れています。

で、その後色んなWEBサイトを見ていても、英会話に関する広告が表示されるようになっています。

時系列で示すと・・・
興味 ⇛ 検索 ⇛ 英語関連サイト閲覧 ⇛ 人ベースのターゲティング広告

という流れで、今に至る感じです。

実は僕個人としては、この最後の段階にある「人ベースのターゲティング広告」が表示される前の段階で、どのオンライン英会話を使おうかをほぼ決めてしまっています。

つまり、よっぽどの事が無い限り、この僕に英会話の広告を出しても無駄だということです。あなたのサービスは既に検討の選択肢に入ってないのです。

こうなってしまっては、その人のマインドを変えるのは大変なので、人ベースのターゲティング広告が表示される前に、「検索 ⇛ WEBサイト」の、このWEBサイトのところに広告を出しておく。つまり面ベースのターゲティングをしておく。ということです。

この時点では情報収集をしている段階(もちろん状況次第ですが)が多いですので、その時点で魅力的なオファーを提示した広告が表示されると、その企業のサービスが検討の選択肢に入る確率が高まるのではないか?

と、僕は考えているので「面ベース」のターゲティング広告のほうが好きです。そして、人ベースのターゲティングは、諸々の規制の影響でターゲティング精度が下がっているという事実もありますがね。

まとめ

インターネット広告にはターゲティング方法が大きく2種類
①人ベースのターゲティング(その人の年齢や興味感心など)
②面ベースのターゲティング(どういったカテゴリのサイトかなど)

昨今、諸々の個人情報に関する規制の影響で、①の人ベースのターゲティング精度が落ちてきている。

①の人ベースのターゲティングは、あくまで検索履歴やWEBサイト閲覧履歴などを参考にしたりするので、ニーズが顕在化する前にアプローチしていない。

こんなところです。最後の文章は議論があるかもです。

例えば、幼児教育を提供している企業のターゲットは小さなお子様を持つ母親です。

その企業が小さなお子様を持つ母親は「BTS」が好きだと仮説を立てて、韓流に関する興味感心の人ベースでターゲティングして広告を配信する。ということも全然ありえるからです。

やはりターゲティングを意識し、消費者目線で考えることが大切です。
デジタル広告に長く関わると手法論に終始しがちなので、気をつけたいところです。

ひとこと

最後までお読みいただきありがとうございました!

専門領域の話なので、ついつい文章が長くなってしまいました。。とはいえ、ようやく広告代理店ぽい内容が書けたかなと思っています。

おしまい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?