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《コミュマネ講座Day2》 コミュニティの焚き火理論 について考える

おはようございます!

現在、株式会社TABIPPOが開催している「コミュニティマネージャー養成講座 第2期」に参加しております。

今回、第2回講義のアウトプットと、「コミュニティの焚き火理論」について考えてみたいと思います。

それでは早速!

コミュニティをメタファーで考える

第2回講義のゲストは『議論メシ』主宰者である黒田悠介氏。
(まさかの、下の名前が漢字も含めて自分と一緒で嬉しい。笑)

議論メシを主宰している黒田さんの今回の講義テーマは、「メタファーから考えるコミュニティデザイン」。

メタファー」とは、比喩の表現形式のうち、「まるで~」「~のような」などの明確な比喩表現を使わずに、他の物事になぞらえて表現する、比喩のことである。「暗喩」「隠喩」などとも呼ばれる。
対義語は「直喩(シミリ)」。

Weblio辞書

これはつまり、コミュニティを「おでん」や「試着室」、「交差点」といった具合に何かに例えてみる考え方。

例えば「おでん」としてコミュニティを捉えた場合で考えます。

それぞれの具材がコミュニティ内の「人」にあたります。どんな「具材」を入れるかによっておでんの印象や味が変わるように、コミュニティも参加する「人」によって全体の印象が変化します。それに伴い、コミュニティの「味」も変わってくるのが理解できるでしょう。

おでんには、具材を入れたらある程度かき混ぜる人が必要です。同じくコミュニティにも、組織内をミックスさせて色々な人をつなげる人が必要な場合もあるでしょう。

はたまた、コミュニティを「試着室」と捉えた場合はどうでしょうか?

試着室内で、自分の服が似合っているかチェックしますよね。

これをコミュニティで例えるなら、まずは世に出す前にコミュニティ内でお互いをチェックというか、確認しあって意見を交換し合う。

そんな例えもできるかもしれません。

こんな具合に、コミュニティをメタファーで考えることで、非常に面白い深い議論ができます。

ちなみに、他に出たメタファーの例として、「ガーデニング」「舞台」「船」などがあります。

メタファーの例に、どれも正解・不正解はありません。

ぜひあなたも、もしコミュニティに興味があったら「メタファーから捉える」といった観点でコミュニティを考察してみると面白いかもしれません。

『コミュニティの焚き火理論』について考える

コミュニティをメタファーとして捉えて考えたときに、もっともよく例に上がるのが、「焚き火」。

以前まで業務委託として関わっていたコミュニティ型シェアハウス「絆家シェアハウス」でも、コミュニティを焚き火として捉えて意識していました。

いわゆる「コミュニティの焚き火理論」を簡単に説明します。

コミュニティの焚き火理論において、コミュニティメンバー(人)を材木や枝として捉えます。

焚き火をする際に、たくさんの枝(メンバー)が集まっても、着火剤などの火をつけるものがなければ当然、火は起きません。

コミュニティも同じで、コミュニティメンバーが集まっても火付け役がいなければコミュニティとして動いていきません。
(火付け役はよく言われるファーストペンギンと同じだと自分は捉えています。)

着火剤(火付け役)があり、火がついても、その火にどんどん薪をくべなければ火は大きくならず、消えてしまします。

つまり、火付け役に続いてどんどんコミュニティメンバーが積極的に参加していくことで、コミュニティという火は大きくなってくのです。
(ファーストペンギンに続く、いわゆるセカンドペンギンが必要)。

当然ながら、焚き火が消えずにずっと続いていくには、次々と薪をくべ続ける必要がありますよね。

コミュニティも同じです。
どんどんと新規メンバーが参加することで、活発で持続可能なコミュニティ形成が可能となります。

当然ながら、イレギュラーも起こります。雨が降ったり台風が吹いたり。

コミュニティも同様に長く続けばイレギュラーが起こるので、それに対処するために必要な人材(焚き火的に言うと、追加の着火剤など)がより必要になってきます。

より大きな火にするためには大量の着火剤が必要です。つまり、コミュニティイベント(大量の着火剤)なども時には必要になるかもしれません。

もっと細かい話をすると、焚き火を起こすには着火剤に火を付けたら風を送る必要がありますよね。だから、送風役となるコミュニティマネージャーが必要なのです。

コミュニティマネージャーが支援しすぎると、言い換えると焚き火に風を送りすぎると火は消えてしまいます。

送風をやめるまで、つまりコミュニティが自走するまではコミュニティマネージャーが適切な距離感で適切なサポートをする必要があります。

以上が、ざっくりとした「コミュニティの焚き火理論」です。

『コミュニティの焚き火理論』の活かし方

自分は今、株式会社ジョブライブが運営する『無人島プロジェクト』コミュニティのコミュニティメンバー向けに、100人規模となる大型企画の統括をしています。

大型企画は自分を含む、約30人のボランティア有志スタッフとともに、11月中旬の本番に向けてイベント設計をしています。

そのなかで自分は、約30人のスタッフ組織がひとつのコミュニティだと捉えています。

「無人島プロジェクト」コミュニティにおいて、自分の立場の肩書きは「コミュニティマネージャー」。コミュニティマネージャーという職種でお仕事としてイベントを作っています。

ただ、業務内容ややっている設計自体は、「コミュニティマネージャー」ではなく「コミュニティオーナー」にあたります。
※「コミュニティマネージャー」と「コミュニティオーナー」の違いについては前回講義、下記のnoteで簡単にまとめています。

つまり、100人規模のイベントを作る30人のスタッフコミュニティのマネジメント、自分のサポートをしてくれる「コミュニティマネージャー」的な存在が、2〜3人ほど必要になるのです。

コミュニティマネージャーがスタッフ組織の細かいコミュニティの調整や他のみんなのサポートをする必要があるといった感じです。

とにもかくにも、上手くコミュニティマネージャーと連携して、各スタッフの動きや熱量などをみながら楽しく上手く企画を作っていきたいなと考えています。

イベントスタッフというコミュニティを作っていく上でも、今回紹介した「コミュニティの焚き火理論」はとっても活かせるなと強く感じています。

株式会社TABIPPOが主催している『コミュニティマネージャー養成講座』でインプットしたことをすぐにアウトプットできる場があるのにとっても感謝しつつ、楽しみながら企画を作っていきたいなと感じています。

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