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トランスジェンダー兼スクールカウンセラーの僕

初めまして!スクールカウンセラーをしている呉宮悠輔(くれみやゆうすけ)です!
普段は色々な学校を転々としながら生徒さんや先生方の相談を受けて、忙しない毎日を過ごしています。
一応現在は、20代男性として生活していますが、性転換をした元女性です。
少しだけ、昔の話をしようと思います。SNSに慣れていないので、少し変になるかもしれませんが、しばしお付き合いください〜。

何で自分は女なの?と思った学生時代

僕が性別の違和感に気づいたのは小学生の頃。
母いわく、小学校入学前からプリキュアではなく仮面ライダーを見たり、弟の服を欲しがったりと、男の子っぽいところがあったようです。

小学生の頃、僕は毎日男の子の服を着ていました。両親は、僕が性同一性障害であることをその時点で気づいてくれたようで、学校にも相談してくれたようです。
短い髪に男の子の服、好きな遊びはサッカー。小学三年生の頃には、完全に男の子のように過ごしていました。

ですが、「男女に分かれてください」と言われると、僕は女の子の分類です。小学校高学年になってくると、周りの目が冷たくなってくるような感じがしました。

中学校は、小学校の同級生が一人もいない学校へ入学。逃げることができたと思いましたが、逆でした。
中学生となると、周りの人をやけに気にするようになります。僕は両親と相談し、中学校では女の子として過ごすことにしました。制服も女子制服です。
短髪の女の子はよく居たので、見た目の面では何の問題もありませんでしたが、あることがバレてしまいました。

自分の恋愛対象が女性であること。
心は普通の男子中学生と同じです。女の子の近くに来ると照れてしまいます。それが発端となり、「あいつ中身男じゃない?」「レズビアンってやつ?気持ち悪。」など言われるようになり、女子集団から隔離されてしまいました。
毎晩一人で泣いて、「何で自分は女なの?」と自問自答を続ける日々でした。両親に話すのも、何か自分の中で抵抗があり、一人で悩むばかり。

ですが、学校は休まず行きました。何か負けた気がするんです。
中学時代は女の子として生き抜きました。

決めた、男として生きよう!

高校に入る前、両親に悩んでいることを言ってみました。両親は「高校からは、男として過ごしてみようよ。ホルモン注射とかも考えてあげる。」と、積極的に受け入れてくれました。
高校とも話し合い、男子制服を着て、男子高校生として過ごすことを許していただきました。無事、周りの冷たい目線も無くなり、男子の友達と高校生らしい生活を送ることができました。
ホルモン注射も打ち始めました。現在も継続しています。(続けないといけないんです)

やはり、しっかり告白して、自分らしく生きることが最も大切です。ですが、性的マイノリティであることの告白は勇気がいるものです。僕の場合、偶然がいくつかあって乗り越えられた点もありますが、その分、苦しい思いをしてきました。
世の中になかなか認められにくい存在だからこそ、一人ひとりの勇気が大きな一歩となると思います。
性別を自分で自由に決められるようにするべきです。決めつけられた性別で苦しむ人は数えられないほどいます。そんな世の中に、僕は「性別という名の隔たりを無くしたい」という思いを広げていきたいです。

長々と語ってしまいました。
僕が女から男になるまでの道のりです。短そうで長い学生時代でした。
次回は、スクールカウンセラーになるキッカケをお話ししようと思います。
よりたくさんの方に見ていただきたいので、いいねやシェアをよろしくお願いします。
同じ立場に立つ方々にとっての小さな助けになれるように、毎日元気に頑張ります!
Twitterもやっています。(@yusuke_561017)そちらの方も是非。
ご覧いただきありがとうございました。では、また次回〜!

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