背中が顔を救う。Vol.5・改

背筋を伸ばしたからといって絶対にたるまない訳ではないが、背筋を伸ばさないで、たるまずにいられる人はいない。

どっかの広告のキャチコピーみたいだけど、実はとても関連深い。

みんな姿勢が悪いと顔たるみそうとは思うけれども、では実際どうなっているのかを構造的に書いてみます。

度々出てくる筋肉を包み込む『筋膜』は、

頭のテッペンから足先までを、カイコの繭のように連続的に繋げ影響しあっています。

その中で、バックラインと言われる筋膜のルートがあります。

(アナトミートレインより)

足の爪の根本から発生した筋膜は、足裏、身体の背中側を通過して、頭の後ろから眉間にたどり着きます。

つまりは背中の筋肉が眉間やおでこを後方に引き上げてくれます。

逆に背中が丸いヒトは、眉間からおでこの皮膚を後方にひっぱってくれないため眉毛が下がり目が重たくなります。

背中に意識が入ってないこの状態で目を大きく見せようとすると、おでこの所だけが動き、

おでこに横じわができやすくなってしますのです。

また、あまり知られていませんが

顔の筋肉『表情筋』はおでこの筋膜にがぶら下がるようについているだけで、

側面の嚙みしめる筋肉や耳側とは繋がっていないんです。

(正確にはゆるーく繋がっていますが表情筋を支えるほどではありません)

ということは

おでこを支える背中の筋肉がはいって背すじを伸ばさなければ、

おでこが落ち

おでこが落ちれば、そこにぶら下がる『表情筋』

つまり、顔がたるんで落ちてくると言えます。

皆さんは、背中に意識向いてますか?

背中が顔を救う。

Personal Face Trainer

-木村祐介-

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