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カナダ留学を永住権に繋げる方法

割引あり

カナダ留学=永住権を深掘りしてみた”、”カナダ留学が永住権に繋がらない理由”に続いて留学関連で申し訳ないのですが、本当はこれが一番書きたかったこと。前回の記事の最後で触れましたが、本当は全部一つの記事にする予定だったんだけど、色々と詳細盛り込んでいるうちに長くなり過ぎてしまった。。。なんだったら、今回が一番長い。。。前回散々カナダ留学が永住権に繋がらない理由について書きましたが、カナダに長期的に住みたい人は結果的にカナダへ留学を決断をすることが多いだろうし、永住権に繋げるためにどうすればいいのかを知りたい人は多いと思うので、前回と全く正反対の移民コンサルタント目線で見たカナダ留学を永住権に繋げる方法(厳密に言えば、カナダ留学を永住権申請に繋げる方法)です。

注意点

これから書く内容は全てでは無いにしても、自分がお金を払っていただいて行うコンサルティングでやること(厳密に言えば、自分がどういうことを考えてコンサルティングをしているかかな?)になります。だから、今回は有料にしてます。(本音を言うと無料でもいいんだけど、プロとしてやっているのであれば、情報提供もどこかで境界線は必要かなという気がするのが大きい。。。)この記事で触れている内容をちゃんと実行することができれば、永住権に繋げることができる可能性はグンと上がると思います。(”ちゃんと”っていうところが結構ポイント)でも,注意して欲しいことがあるので、注意点を読んだ上で”それでも留学を永住権に繋げる方法を知りたい!”と思ったら、読み進めてください。

確実性はない

移民コンサルタントと言えど、結果は保証できない。というか、移民コンサルタントは結果を保証をしてはいけない規則があります。

Code of Professional Conduct for College of Immigration and Citizenship Consultants Licensees s44(2)(b)より

移民の傾向は変わるし、永住権申請プログラムの条件も予告なく変わります。どれくらい下調べをするかによって変化があった時にどれくらい対応できるかは変わってきますが、どれだけ調べても対応できないことだってあるので、この記事のためにお金を払ったからといって、必ずしも永住権取得ができるわけではありません。タイトルは”カナダ留学を永住権に繋げる方法”とありますが、この記事は申請までたどり着くのが目的であって、永住権の審査は審査官が行うため、また別次元の話になります。(事実、申請方法には一切触れてません)

この記事はアドバイスを含まない

この記事を読んで、実際に同じことをしようと思うと細かいところで”あれ?これはどうなんだろう?”っていうところが出てきます。(これは特定のケースでではなく、部分的に曖昧になるように意図的に書いているので、ちゃんとやれば必ず誰もが感じるはずだし不可避です。)この記事はあくまで”一般的な場合”を想定した”一般的な方法”になります。よく言えば、この方法通りにやれば80%くらいまでは煮詰めることができます。でも、残り20%はぼんやりとしていて曖昧なままです。そして、実行したらわかると思いますが、この20%がかなり重要です。(人によっては20%以上だと感じるかもしれないけど。。。)この20%を知るにはそれぞれの状況に合わせて判断していく必要があるので、この記事を何度読み返しても不透明なままです。悪く言えば、汎用性がある不完全なものになります。20%を突き詰めることはできるけど、この媒体では不可能だし、移民コンサルタントとして個人にアドバイスをする場合は契約書が必要になります。(それに比例していただくお金も上がります。。。)

Code of Professional Conduct for College of Immigration and Citizenship Consultants Licensees s23(1)より

だから、記事は有料ではありますが、内容自体に専門性や具体性は無いです。(永住権申請が取りやすい職業とかが目的であれば、この記事には含まれません。)当然ですが、この方法が上手くいかなかったとしても移民コンサルタントして一切責任を負うことはできません。

実行できるかどう人による

触れている内容は実際やってみたら、思った以上に複雑で、どこでどうやって情報を得ていいかわからないということも出てくると思います。(なんだったら調べても出てこない情報もあります)この点に関して言えば、個人の情報収集能力に依存するので、この記事を読んだからと言って全ての人が同じことを同じレベルでできるという保証はできません。(記事を読んだ結果、”あ、これは自分でやるのは無理だわ”ってなる人も多いと思う笑 文字数から察してください笑)なので、全ての人が同じ結果を得られるわけでもありません。あと、最初に触れておきますが、情報収集が重要になってくるのですが、情報収集も英語になります。(この理由は後で触れています)最低限として、英語で書かれている文章を読むことにストレスを感じない程度の英文読解力がないと全てを実行することは難しいと思います。よく聞かれる”移民コンサルタントを使わなくても自力で申請することができますか?”という質問に対しても同じ答えなのですが、”英語で調べて英語で作業をすること”ができればできますが、それができるかどうかの判断をするのは当事者です。”英語苦手だし、英語で何かを調べたり読んだり、英語で作業できないなー”と思ったら、この記事を読んでも実行できないかもしれません。(できなくても知っておいた方が圧倒的にいいとは思うけど。。。)あと、英語で調べるのは最低条件です。それ以外にもやらなければいけないことや考えなければいけないことはたくさんあります。面倒かもしれないけれど、こういうことを決めたりするのは他でもないあなたです。そして、なるべくわかりやすく書くつもりだし、文章や目的自体は理解できると思いますが、理解できることとできることはまた話が違います。この記事はどうやってそれぞれを実行するかはごく一部紹介はしていますが、やり方を逐一説明しているHow-toガイドではありません。何を考え、何を調べ、どうやって留学の計画を立てるのかという手順だと思ってください。(見方を変えれば、心構えというか精神論的な部分もあるかもしれない。。。笑)自分で全てやりたくないのであれば、おそらくこの記事は有益ではないので、最初からプロに相談してください笑

カナダ留学をまだしていない人向け

この記事で触れる方法はこれからカナダへ留学をして、卒業後に永住権申請をしたい人向けです。もっと細かく言えば、”まだカナダへの留学準備はしていないし、永住権取得を視野に入れながらカナダに留学したいなー”と考えている人向けになります。もうすでに留学先を決めているとか、現在カナダに留学中、もしくはもう学校を卒業している人にとっても有的だと思いますが、状況によってはあまり意味がない可能性があります。この”状況による”というは、すでにカナダに留学中の人はこの記事で触れられていることの大半はできると思います。学校の勉強と同時進行ですることになるので、時間的な制限もあるから実行するのは大変だと思うし、専攻や職業を留学前にどれだけ考えて決めたかによっては実行できない部分もあるけど、役に立つと思います。すでに学校を卒業しているのであれば、この記事で触れられている半分以上は留学前に知りたかったことになってしまうと思います。なので、この記事を読むこと自体に害はないかもしれないけれど、大きなメリットはならないと思います。
あと、明確にしておかなければいけないのが、この記事で言う”カナダ留学”はカナダのPost-secondary(短大や大学などの高校以降の学校)への留学になります。ワーキングホリデーや語学留学は含みません。”ワーホリから永住権に繋げたいなー”と思っている方はまた別のアプローチが必要になってきます。”ワーホリ終わった後に学校行こうかなー”って思っている人は読む価値あるけど、ワーホリだけで永住権取得することも状況によっては可能だから、永住権のためだけに留学するなら一回立ち止まって情報収集した方がいいかも。また、この記事は留学をするということで前提で話を進めていますが、みんながみんな留学が必要なわけではないし、そもそもこれから膨大なお金と労力、そして時間を費やしてまでやりたいことなのか、やる価値があるかどうかを考えてからカナダ留学を決めてください。

情報が古くなる可能性がある

正直、これは可能性としては低いです。というのも、この記事はカナダ留学をする時にどういう点に注意して、何を調べて、どうやって計画を立てたらいいかという内容がメインで、この方法は現在のカナダの移民システムが抜本的に変わらない限り通用すると思います。事実、自分は移民コンサルタントしてコロナ前からこのやり方だし、多少の改善はしているものの、やっていることや考え方自体は変わっていません。コロナ前からやっていても、この記事を書いている2023年9月時点での有効性はあるし、むしろこれからはこうしないと留学しても永住権に繋げるのは難しいかなーと個人的には思っているので、今後この記事で触れられていることが必須になる可能性の方が高いんじゃないかな?とはいうものの、この記事をどのタイミングで読んでいるのかや読んでいるときの移民政策によっては有用性は変わる可能性は十分あります。全く使えないということはないとは思うけど、可能性としては否定できないので注意事項として一応知っておいて欲しいです。

上記の注意点を度外視しても、これからカナダ留学をして永住権申請を考えている人は読む価値はあると思います。(考え方という点で言えば、誰にでも使える部分は少しあるかな?)少なくとも、この記事に書かれていることは留学エージェントに相談しても教えてくれないし、してしてくれないことばかりだと思う。まぁ、移民コンサルタント目線で言わせてもらえば、留学エージェントは移民のプロではないし、言ってしまえば素人なので、この記事を読んで少しでもちゃんとやってくれるところが増えるといいな。。。その点だけをとっても、留学を少しでも永住権申請を考えているのであれば、読む価値はあると思いますが、価値観は人それぞれ。(10人読んだら9人がお金を払う価値があると思ってもらえるくらいの内容にはなっていると思うけど。。。笑)なので、上記5点の注意事項を読んだ上で、"お金を払っても知りたい!"という方はどうぞー。

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