出産後しばらくはさく乳器は借りた方が良いと思う
たまたま出産直後の日記を見つけて、読んでいたら、妻を初めてお姫様抱っこしたのは、退院当日のマンションの3Fに上がる時だった。
骨盤に負担をかけさせないために、当時、妻に歩かせないということを徹底していたから、階段に登ることの負担を軽減するためにやったことだけど、そう言えばそんなことをやったんだっけかと今更思う。
出産後、2ヶ月は徹底して妻の負担を軽減させることに努めた方が良い。もちろん、可能は範囲でいいと思う。実家で頼れる人がいるならゆっくりしてもらう方が良いとも思う。
よく夫側の両親が協力的で、みたいな話があるけれど、この時期ほどデリケートなものはないと思うから、妻の実家との関係性が良いのであれば、妻の安心できる選択をする方が良い。
とはいえ、こういうときは誰であっても助けてもらう方が良い。
これは僕の持論だけど、育児は子供1人に対して、大人3人いて、成立する。大人2人でもかなり大変で、妻1人は無理ゲーだ。
特にこの時期、妻は全治2ヶ月絶対安静なのだから、もし妻一人で対応させるのだとすれば、それは、全治2ヶ月絶対安静の人間に無給の徹夜の重労働を連日させるようなものだ。
それくらいの意識で、夫はいた方がいい。
育休取れるならさっさと取るべきだし、取れないなら助けてもらえる環境を整備すること。
仮に、妻は元気でピンピンしてても、身体はそうは言ってない。
体力がある人はついつい動いてしまうらしい。
幸い、妻はすぐに限界が来るタイプなので、僕はそこを誤解せずに済んだ。
絶対安静の時期だからこそ、妻の負担は極力減らしたい。
母乳にするか粉ミルクにするかはあるにしても、必要に応じてさく乳するイベントは発生するから、手動のさく乳器なんか使わずに、電動の物をレンタルすること。手動は案外ストレスが溜まるみたいだから、そんなところで余計な負担はかけさせないこと。
たかだか数万で借りれる。
入院中の産婦人科で使い慣れたものが良いと思う。我が家はメデラ製で入院中に使っていた全く同じものにした。
実際、妻にはとてもありがたがっていた。
こういう時にこそ、お金を使うのが良い。
母乳育児にするなら、母体は余計に血が足らない。
母乳は血から作られるそうだから、骨休めしていることが大前提としてある。血や気を使う目を酷使するようなスマホやパソコンを見るのも厳禁だ。
だったらやることがないじゃないかと妻からクレームが入るかもしれないが、その時は耳が暇だろうから、本の朗読や普段できないコミュニケーションをたくさんしたらいい。
僕はこの時期、よく妻に本を朗読していた。
育児の本、感染症についての本、医学についての本、などなど。
育児をしていくと、いろんなトラブルに見舞われるし、その時に臨機応変に対応できる柔軟さは必要だ。
やることがないなんていうことはありえない。
むしろ不勉強さが表に出る時期でもある。
日々の楽しさと不勉強さと、いろんな想いが混じり合うのが、この怒涛の2ヶ月だからこそ、夫は自分の軸を定めて、きちんと立つ時期だ。
父親という自覚なんて僕は必要ないと思う。
5歳になった娘を見ても、僕は父親だ、なんていう自覚は一切ない。娘からもお父さんなんて言われたことはほぼ皆無だ。
ただ大事な人が目の前で大変な時期にあってるなら、自分がやれること全部やってやろうって気になるもんだろう、と思うのだ。
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