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目黒区長選挙の告示

今日、4月21日(日)に投開票される目黒区長選挙が告示され、現職と新人の合わせて5人が立候補しました。

立候補したのは、届け出順に以下の5人です。

伊藤悠
青木英二
河野陽子
瀧下隆行
西崎翔

(以上、敬称略)

今回の選挙は、6選を目指す青木英二候補を目黒区議から東京都議に転身した伊藤悠候補と西崎翔候補、そして目黒区議の任期が3期目となった河野陽子候補が追い、区政かんっ系では初めて名前の登場する瀧下隆行候補が続く構図となります。

2020年の前回の区長選から本格的に争点の一つとなった多選批判を受け、青木候補は区長の職は今回をもって最後とし、自らの集大成の選挙と位置付けています。

こうした形で立候補することは決して珍しいことではないものの、求心力の低下は避けられません。しかも、前回の区長選挙では2016年の選挙までは優位に選挙戦を進めていたものの3人が争った2020年の選挙では落選した2人の候補者の得票を合計よりも得票数が少ないという1回目の選挙以来の苦戦を強いられたこともあり、有力な候補者が相次いで立候補することとなりました。

結果として、特別区の区長公選制が復活した1975年以降で最多となる5人が立候補した今回の選挙はかつてない熾烈な選挙戦になることが予想されます。

それとともに、青木英二候補の集票力が落ち、区議を経験した新顔のいずれもが区内において知名度が高い今回の選挙では、票が分散し、有効投票数の4分の1を獲得する候補者が現れず、法定得票数を下回ることで再選挙になる可能性もありえます。

そうなれば区政の遅滞は免れることができません。

それだけに、選挙戦において各候補者が真摯な論戦を行うことでわれらがまち目黒区の将来をよりよいものにするとともに、1987年を最後に投票率が40%を下回り続け、2004年以降の平均が約29.06%に留まる状況からも、有権者が積極的に投票所に向かうことが期待されます。

<Executive Summary>
The Notice of the Ward Mayor Election of Meguro (Yusuke Suzumura)

The Notice of the Ward Mayor Election of Meguro was conducted on 14th April 2024 and five candidates enter the campaign. On this occasion, we examnine the meaning of this election.

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