去る11月7日（火）、読売新聞夕刊文化面の「日本史アップデート」欄が石橋湛山を取り上げ、私と増田弘先生の談話が掲載されました[1]。記事を担当したのは前田啓介記者です。

本欄では、近年の石橋湛山研究の進展を踏まえ、石橋湛山の政治家としての事績が検討されています。

増田先生が石橋湛山の公職追放を巡る経緯やGHQの思惑などについて解説されるとともに、私が65日で退陣した石橋内閣の意義や後世への影響などについてお話しています。

特に私の箇所については、東久邇宮稔彦内閣（54日間）、羽田孜内閣（64日間）、宇野宗佑内閣（69日間）などの歴代の「短命内閣」を比較し、「後世に残る業績を残した、もしくは道筋をつけた」「辞任により、その人物のその後の評価がどのように変化したか」といった基準に従って分析した結果などが紹介されています。

この記事は図書館などでご覧いただけますので、ご興味、ご関心のある方はぜひ紙面に当たっていただければと思います。

[1]日本史アップデート. 読売新聞, 2023年11月7日夕刊5面.

<Executive Summary>
Announcement of Article Run on The Yomiuri Shimbun (Yusuke Suzumura)

A latest story of the serial article entitled with "Update of Japanese History" is run on the Yomiuri Shimbun on 7th November 2023. In this article Ishibashi Tanzan and his efforts and achievements are examined based on the current researches. I and Professor Dr. Hiroshi Masuda gave our comments as a specialist of Ishibashi Tanzan studies.