先日、地図のコレクションの整理をしていた。そこで出てきた、そこそこ古い世界地図。裏面には国旗一覧。これがなかなかにおもしろい代物だった。国旗部分の一部は、以下の引用ツイートのとおり。

なぜか地図には出版年が書かれていないものが多い。そうなると、地図や国旗を手がかりに年代を特定したくなる。これぞ国旗マニアの道楽。

だいたい毎年、世界のどこかで国名や地名、旗の変更がある。なかには短期間しか使われなかった国旗もある。それらを知っていれば、だいたいの年代がわかる。もちろん地図に書かれている地名や領土もおおきな手がかりだ。

この世界地図の年代推定、中学校あたりの地理の課題にすると、とてもいい勉強になると思う。芋づる式に各国の歴史や情勢を調べることになるし、それで興味をもつ子もいるだろう。実際、わたしがそうやってハマったので想像できる。

好きこそものの上手なれ。旗から歴史はもちろん、各国情勢、地政学、文化人類学、自然地理、はては言語にまで興味が拡大する。そうして身につけた思考と洞察の習慣は代えがたい宝物だと思う。

せっかくなのでこの楽しさを共有したい！

というわけで、noteに書くことにした。まずは、手がかりになりそうな国旗と地図の一部をタイル状にならべたコラージュにしたので載せておく。

この地図は米国の老舗地図出版社、ランド・マクナリー(Rand McNally)社のもの。出版年の推定に必要なだいたいの情報はこのコラージュ画像から得られる。拡大しないと見づらいところもあるかと思うけれど、われこそはというかた、ぜひとも挑戦されたし。

◆◇◆

じつは、出版年推定の手かがりになる旗と、わたしの推測をこのつづきに書いていた。

だけど、書きたいことがありすぎて気がつけば6000文字を超えてしまった。これは別エントリにわけないと、とても読んでもらえそうにない。そう判断して、まずはここまでを【問題編】として投稿することにした。解答編はこの週末にでも。少々お待ちください。