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【旅行記】イタリア・ギリシャ編~デンマーク留学記#3~

お久しぶりです。Yutaです。
12月の中旬で学期の試験やレポート執筆も終わり、2月上旬まで絶賛冬休み中ということで、今まで書けなかった分のお話をたくさん発信していこうかな~って思っています。

今回は10月中頃に行ったイタリア(ベネチア・フィレンツェ・ローマ)とギリシャ旅行について書こうと思います。2か月くらい過ぎてしまったので旬な感想ではないですが、お読みいただけると嬉しいです!


初めてのヨーロッパ旅行

8月23日にデンマークにやってきて、9月の上旬から授業が始まっていた自分にとっては、今回が留学に来て初めてのヨーロッパ旅行だった。コペンハーゲン大学では8月上旬からサマースクールのようなものをやっていて、僕が来る頃には他の交換留学生たちは既に仲良くなっているようだったので、友達ができないかも、と少し心配だった。

でも、『心配事の9割は起こらない』と言うように、学部の説明会や色々なイベントを通じて、多くの日本人留学生と仲良くなることができた。その中の日本人交換留学生4人とともに今回の旅行に行った。彼らとは出身大学はそれぞれ違うけれど、全員学部3年生で年齢も近いので、そこまで気を遣わずにいられるのが嬉しい。

ちなみに阪大から交換留学に来ている人は4人いるけれど、僕以外は修士の先輩たちで、年齢も3つ上とかなので、敬語で話すべきなのかいつも迷ってしまう。誰か正解教えて。

その話は置いといて、1ヶ月以上前から観光スポットやホテル、飛行機決めなど綿密に決めていったのだが、僕はヨーロッパについて全く詳しくないので、観光スポット決めについては、ほぼ戦力外状態。ベネチアもフィレンツェも何があるのかよく分からなかったし、ウフィツィ美術館(僕は行ってない)とか初めて聞いた。
みんなありがとう。

いざ、ベネチアへ

このタイトルは「いざ鎌倉」を文字ったものだが、その流れで関西CMの「京阪のる人、おけいはん。」を急に思い出した。あれはどういう意味なのだろうか。まず「おけいはん」とは。少なくとも僕は阪急ユーザーなので、その訳の分からない部族には属していないのだが。生粋の京都人は意味分かるのかな。今度聞いてみよ。

すみません。関係ないこと言いました。飛行機の出発時刻が朝の8時半だったので、割と朝早く出ることになったのだが、デンマークではメトロが24時間通っているので、非常にありがたい。

出発の飛行機。なんか神々しい。

そして約2時間かけてベネチアに到着。気温もデンマークより暖かいし、THE・ヨーロッパのような風景が一面に広がっていた。

路地裏の風景。

ベネチアには計2日間いたのだが、リアルト橋やため息橋といった有名なスポットを回って、その後は船でブラーノ島に行き、翌日はゴンドラでベネチアの路地裏世界を堪能した。

ブラーノ島に行く間の船では風がとても気持ち良かったのを今でも覚えている。デンマークでは10月には10℃を切るような寒さだったので、久しぶりにこの涼しさを感じられた。

あまり大きくはない船だったのだが、かなりの人が乗っていたのと、みんながベネチアの風景を撮ろうとデッキ(?)のような所に集まっていたため、かなりぎゅうぎゅうだった。デッキで良い撮影ポジションを確保しようとしたおばちゃんにタックルされた件は今となっては良い思い出。

ため息橋。多分ベネチアで一番有名な光景。
ブラーノ島

フィレンツェ・ピサ

ベネチアを午後に出発して、高速バスに乗ってフィレンツェへ。高速バスでは進行方向とは逆向きで座っていたこともあって、めちゃめちゃ乗り物酔いした。バスの運転手さんが運転中もずっとスマホをいじっていたので、事故らないかちょっと不安だった。日本だったら問題になるだろうけど、まあこれも文化の違いってやつか。

フィレンツェへは19時くらいに着いた。まだイタリアの北部・中部あたりは夜になると寒かった。到着した後は、21時からアカデミア美術館を予約していたので、急ぎ足で向かうことに。本来アカデミア美術館は翌日に行こうとしていたのだが、1ヶ月前にネットで予約したときには既に満杯でこの時間だけ空いていた。ラッキー。

アカデミア美術館はダヴィデ像のイメージしかなかったが、ダヴィデ像は展示の最後の方に鎮座していて、その前には大量の絵画が飾られていた。

僕は典型的なスポーツ男子という感じで、美術と音楽は壊滅的に苦手である。特に美術は作品を見ても何がすごいのか全く分からないし、前衛的な絵を見たら『こんなん俺でも描けるわ。』とか思ってしまう。

ということで、ダヴィデ像以外は正直どうでもよかったので、基本は通勤時間のサラリーマン並みの足の速さで絵画をぱっと見し、たまーに絵画や解説をじっくり見て「なるほどねー。」と分かったように相槌を打ったりしていたが、実際はなにも分かってない。

美術館は4人で行ったのだが、僕含めて2人はそんな感じ。でも1人はヨーロッパの歴史にも詳しいし、美術系が好きなのか、ゆっくり見ていた。あとの1人はよく分からん。

ダヴィデ像。さすがにこれは知ってる。
なんかの絵画。

翌日は、それぞれの行きたいところに合わせて、ウフィツィ美術館、ピサの斜塔に分かれて行動することに。その後は、再合流していくつかの観光地を回ったのち、ビステッカ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)を食べた。

ビステッカは人気店だったのだろう、とても混んでいた。でも店員さんがビステッカの部位の違いについて丁寧に教えてくれたのを覚えている。あと、イタリアの赤ワインは日本のワインよりもアルコールが強いような印象を受けた。僕はお酒が強くないので、これは少しきつかった。

ピサの斜塔。写真で見るより倒れてる。
ビステッカと赤ワイン。

ローマ・バチカン

ビステッカを食べた翌日は、鉄道でローマへ。ローマはベネチアやフィレンツェと比べても、段違いで暑い。日中は25度はゆうに超えていたのではないか、コペンハーゲンの冷涼な気候に慣れてしまった僕にとっては、歩くだけでかなり疲れた。体調を崩すのも十分納得できる。

ローマに着いた後は、スペイン広場、トレヴィの泉、真実の口、コロッセオといった有名スポットを回った。この観光地は比較的近い場所に密集しているので、重い荷物を持っていてもなんとか回ることができた。

スペイン広場。ローマの休日で有名だね。
トレヴィの泉。ものすごい人の数だった。
コロッセオ。ヘッダーは内部の写真。

トレヴィの泉は思っていたよりも大きかったし、彫刻も繊細で壮観だった。逆に、真実の口は町中にポツンとある感じだったので、意外とこんなものかと思ってしまった。ガッカリさで言うと、コペンハーゲンの人魚姫像には敵わないけれど。

1か月前にコロッセオの予約しようとしたときには、通常のチケットだと10月は全て予約満杯だったので、PARCO membershipというファンクラブ的なものに入会してチケットを取ることになった。メンバーシップの入会金を含めても、チケットの値段はそれほど相違が無かったので、コロッセオに行きたい人は入会するのも全然アリ。ただ、インターネットを見るだけでは、「入会してからチケットを取った方が空きが多い」ということには本当に気づきにくい。

次の日は、バチカン美術館に行った。予約しなかったのか、できなかったのかは忘れたけど、予約なしで行くことになったので、朝早くから並ぶ羽目になった。

バチカン美術館1。
バチカン美術館2。

上述したように、僕は美術に疎いので、中世くらいのイタリアの地図の展示を見ながら、同じく興味がないであろう友人と「これローマかな?」などというくだらない話ばっかりしていたような気がする。最後の方は「お腹すいた~」しか頭の中にはなかったと思う。

ギリシャ(アテネ)

最後の2日はローマから飛行機でギリシャ・アテネに向かった。飛行機では2時間弱くらいだけれど、ギリシャはイタリアよりも時差が1時間遅い。その日は夕方に着いたので、どこにも行かず、夕食までのんびり。

夕食は近くのギリシャレストランに行った。友人の1人がどうしてもサガナキ(チーズを油で焼いたギリシャの前菜料理)を食べたいと言ったので、グーグルマップで良さげなところを探して20分くらい歩いて行った。

イタリアは非常に物価が高かったが、ギリシャはとても安く、6品くらい頼んで60ユーロくらい。感覚おかしくなりそう。味もしっかりしていて、サガナキは特に好きだった。

サガナキ
ステーキ

翌日はもちろんアクロポリスへ。チケットはあらかじめ買っていたが、入場口まで長蛇の列ができていたので、暑い中並ぶことに。ギリシャはローマよりも暑く、30℃以上あったため、熱中症になりそうだった。

だけど、中に入ってみると、歴史の教科書で見たような光景が広がっていて、感動した。修復中だったのが少し残念だったけど。

アクロポリス
新アクロポリス美術館

翌日にイスタンブールを経由してコペンハーゲンに飛行機で帰った。一度シェンゲン協定外の国に行くことになり、ビザを持ってきていなかったため、罰金を取られないか心配だったが、全然大丈夫だった。

トランジットしたトルコのイスタンブール空港では、Wi-Fiが1時間だけ無料という、ケチくさい面もあったが、空港内は非常に広く、お土産屋さんもたくさんあったので、飽きずに過ごすことができた。

空港で食べたハンバーガー。
空から見たコペンハーゲンの景色。


8日間の旅行、金銭的に非常に痛手を負ったが、それ以上に楽しいAutumn Holidayを送ることができて、本当に良かった。ヨーロッパをこんなに回れるのはこの留学期間しかないと思うので、今後もどんどん行こーっと。

大変長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!実は、11月下旬に南ドイツにも行ったので、その話も近々上げようと思います。

それではまた! Tak for i dag!

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