ヨルダン_プロフィール用写真

新卒フリーターが、ヨルダンに仕事を増やす 実況中継 No.0

「政治的な理由により十分な仕事がないヨルダン在住の人を100人、毎月400JD(約70000円)稼げるようにする。」

2019/04/01 7:45 AM 
スマホのアラームで目が覚めた。
見慣れない部屋。
ここはどこだと一瞬戸惑う。
ああ、空き家に住まわしてもらってたんだ。
今日、ここの家主は初出勤か。
皆、入社式だなと少し寂しくなりながら、
今日こそブログを始めるぞと意気込む。


こんにちは。
大学を卒業したての新卒フリーターです。冒頭のリード文で述べたことが令和元年度の私の目標です。この目標を達成するために手段に拘らず最善を尽くす。そんな一年間にしたいと思っています。

SNSでの発信は今まで行ってきませんでしたが。
自分を追い込むための「宣言の場」として、
仲間や信頼を得るための「名刺」として、
これからの進捗をブログに書いていくことにしました。

なぜヨルダンなのか?なぜ今フリーターなのか?ヨルダンの前にまず定職見つけろ!等、つっこんで下さった方、ありがとうございます(笑)

この一回で、それらの全てに答え切れる自信はありませんが、私がヨルダンでやってきたこと、今後どうしていくつもりかをザクっと綴ります。足りないところは追い追い記事にしていこうと思います。

ヨルダンとの出会い
2017年8月、恩師、師匠である大学の先生の難民調査に同行し、初めて、ヨルダンに足を踏み入れました。パレスチナ、シリア、イラク難民家庭等、20件以上を取材し、国際援助機関や、現地NGO等からもお話を伺いました。

ヨルダン全体が難民の増加により悲鳴を上げていること、難民の方々は経済的にも精神的にも苦しい状況にあることを実感しました。

同時に、この問題は根が深く、複雑であり、手を出せないのではないかと感じました。正直、知った風な顔で「難しい問題だ。」と呟くことに甘んじてしまいたい自分がいました。

一方で、ここで何もしないとこれ以上の問題に向き合えなくなるのではないかという恐れもありました。大きな使命感や正義感ではなく、手に負えないと諦める自分でいたくないという単純な意地が背中を押しました。

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空回りの日々

それから2018年3月に2度目の渡航をしました。アイディアを考えては、関係者にインタビューをし、練り直すということを繰り返しました。

紆余曲折もありましたが、最終的に、マッチングアプリにより生み出した単発仕事を通じて自分で仕事を作る経験と自信をつけてもらうサービスをヨルダンに住む人々に対して提供することにしました。

プログラミングもできないし、ビジネス経験もないし、インターンもしたことないという、ないない尽くしでのスタート。

現地でプログラマーを集めたり、大学のベンチャー支援制度に採択されたりと様々動き回りましたが、2018年11月、自分の力不足で現地チームは解散してしまいました。

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帰国後、再起を図るため、2019年度の活動資金集めとして、文科省の某奨学金や賞金付きのコンテスト、長期治験バイト等、大学生という身分と時間を最大限活用しようと受けまくりましたが、全て敗退。


なぜ、これだけしか動けていないのか?

大学生として資金獲得をする道は断たれ、一社会人として協働できる所を探しました。

同時にシャアリングサービスに詳しい方に相談したり、日本で類似サービスを行っている会社の方にお話しを伺ったりしながら、事業をブラッシュアップしました。

そして、子会社化し、資金的、実務的サポートまでしてくれて、目指す方向性が似ている会社に応募し、副社長面談までこぎつけました。

しかし、それもうまくはいきませんでした。一番の理由は、事業自体よりも私個人の問題でした。なぜこのくらいしか動けていなくて、結果も出ていないのか?以下2点が主な原因であるとご指摘して頂きました。

・誰かのためか、自分かのうちどちらかに振り切れていない。
振り切れていたら、小さくても始めていたり、投資家をもっと回ったり、関連会社でインターンをしたりしているはず。また、誰かのために動いていれば、マッチング事業が、うまくいきそうにないと思ったらすぐやめて、どんどんアイディアをだして、もっと早いスピードで次!次!と最善の手段を模索するはず。

・猪突猛進過ぎ。
現実的な部分が足りない。ビジネス的な所、普段の行動から全部。そこをカバーできる仲間を集めるのか、自分でなおしていくのかよく考えないといけない。そこがカバーできていない人にお金は出せない。

その通りでした。終わってから振り返ると当たり前すぎる結果です。一丁前に意気消沈し、乗る電車も間違え、やっぱりこういうミスばっかりだなおれは、、と自分を責めながら帰宅しました。

「ただいま」と言った部屋には布団とゴミ袋だけ。アパートを引き払う前日でしたが、次の引っ越し先は決まっていませんでした。3日後には別プロジェクトでネパールに飛びます。

もう、ネパールに埋没しようかな、、。投げやりになりたい気持ちをストロングチューハイでやり過ごし、弱さを認め、謙虚にやり続けるしかないと眠りにつきました。

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人のためだけでは動き切れない自分

結局、マッチング事業は、自分が何とかしたいと思ったことを実現するツールとして適していないと判断しました。

2年遅れて大学に入学した自分には、先に社会人として働いていた同い歳たちに、見栄や張り合う気持ちがありました。

それが、ホームランを狙うように目新しさとスケールの大きそうな事業に自分を固執させていたと思います。エラーでも四球でも何でもいいから塁に出て、前に進もう。姿勢を改めました。

また、よくよく考えてみましたが、私は、誰かのためだけで動ける人間ではありません。自分自身が感じる意義や面白さも重要だと思う欲張りな人間です。

私の中ではこれが一つコンプレックスだった時もありました。一方で、自分が何とかしたいと思った人達を想像すると自然とシンプルに考えられ、選択もしやすくなることもまた事実です。余計なしがらみがそぎ落とされ、より早く動けて、自分も楽しめそうです。

私は、人を救いたいという気持ちだけでは大きく動けませんが、それを意識することで自分の成果を最大化し、その過程と成果に喜べるタイプだと自分を分析しています。

これから、
現実的な問題として生活費を稼ぐためのバイトをしなければなりません。このまま単発のバイトを増やすよりは、次につながるような実務経験や人脈、ビジネスの師匠を得られるような会社で働かせて頂くこと検討しています。

まずは、ヨルダンでパレスチナ難民の雇用を作ろうとしているIT企業やヨルダン専門の旅行会社にアプローチをかけてみます。

また、それ以外の時間では、以下三つをメインに行っていきます。

①100個でも1000個でもアイディアを出し、検証し、いけそうなものを小さく行うこと。
②その過程を発信したり、伝手を辿ったりしながら自分の足りないものを補ってもらえる仲間を増やすこと。
③出資をしてもらえるような形態を作ること。

謙虚に小さなことから一つずつ取り組んでいきます。

②については先日、強力な協力者を得られました。私と得意なこと、苦手なことが真逆で、それでも根っこの目指す生き方が似ている親友です。

彼は中小企業への融資を行っているので、①で壁打ちさせてもらって、現実的で実効的な事業計画の策定に貢献してくれます。

「残念ながら世の中はけっこう厳しい(笑)」
これは、私がキャパオーバーして弱音を吐いている時に恩師がかけてくれた言葉です。

慰めるわけでもなく、それでいて励ますわけでもなく、「やっぱりそーかーい!」となっていまう言葉。それでも、なぜか私はこの言葉が好きです。

これから、悩むことや障害も山のように出てくると思います。その時、こんな言葉を懸け合い、一緒に歩んでくれる人達がいれば、ピンチもチャンスに変えていけます。今までの支えてきてくれた人達がそれを教えてくれました。

最初のインパクトとは裏腹に、最後はありきたりな言葉になってしまいますが、これからも傍にいてくれる人達を大切にし、挑戦を続けていきます。その過程をブログでも発信していくので、応援して頂けると嬉しいです。

それでは大陸浪人「南條佑太」のブログ第一号終了です。稚拙な文章に耐え、長々と読んで下さり、本当にありがとうございました。

興味を持ってくれた方、少し話を聞いてやるかと思ってくれた方がおりましたら、お気兼ねなくFacebookにご連絡下さい!(写真下)
泣いて喜びます(笑)

それでは最後にネパールのある学校で見つけたシンプルでグッときた言葉を

'Mistakes are proof that you are trying.'

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