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息子と自分の、いつもながら #2 (2022.9.12-18)

息子との写真日記を試しに続けている。

書くようになってから、以前にも増して息子を観察するようになった気がする。

いいことだと思っている。


2022.9.12

自分は在宅勤務、妻は休みだった。
息子も保育園をお休みして、妻と出かけていった。

出かけた先で、ケーキを食べたとのことだった。
息子はショーケースを指差して、ブルーベリーケーキを食べたがったらしい。
ところが、一口食べてこの表情。

妻が送ってくれた写真の表情に笑ってしまった。
どうやら、想像していた味とは違っていたらしい。

食べるものを選ぶ際に、少しチャレンジしてみるのは妻に似ている。
自分は食について、冒険はほぼしない。
どちらかというと、好きなものを続けて食べていたい派だ。
対して妻は、外食のときやコンビニスイーツを選ぶときにはチャレンジングなチョイスをしたりする。
ふとしたときに現れる、息子の妻っぽさがおもしろい。

お昼は近所のサイゼリアで合流して、一緒に食事。
パスタをちゅるんちゅるんと食べる。

帰ってきた妻と息子は、かぼちゃコロッケ作りを始めた。
ラップ越しのぐにぐにとした茹でかぼちゃの感触が楽しいようで、にこにこしながらお手伝いをしていた。
妻の教えを聞いているのか聞いていないのか、よくわからないけれど、なかなかいい手つきのように見えた。
途中から茹でかぼちゃをそのまま食べ始めてしまったので、お手伝いは終了。

かぼちゃコロッケは、とてもおいしかった。
自分は6個食べた。


2022.9.13

息子が起きる前に会社に行き、帰ってきたときには眠っていた。


2022.9.14

在宅勤務。

・・・・・・・・・・

時間になり、保育園に迎えにいった。

近所の公園に寄り道。
公園の中の階段を上り下りしたり、腰掛けたりする。
たまに、駆け出したりもする。

自分も一緒になって駆け出して、距離を取ってみたり、近づいたり、目の前を通り過ぎたりすると、息子は大笑いしていた。

大袈裟に動くと、息子は笑う。

自分は身体をつかって誰かを笑わせたいと思うタイプではない。
どちらかと言えば、ぼそっと気の利いたことをつぶやいて笑わせたい。
ただ実際には、その場にいる人に気を遣わせてしまったり、シンプルにすべることがほとんど。
息子はまだ会話がうまくできないので、それは通じない。
そこで息子に対しては、走り回ったり、変な声を上げたりして笑わせようとしている。

不慣れなことも厭わなくなったなと思う。


2022.9.15

休みをとって、成田ゆめ牧場に行った。

以前、近所のお祭りにこのキッチンカーが来ていて、息子とアイスを食べた。
すごくおいしくて、息子もとても気に入っていた。
そのときに妻は仕事で一緒に食べれなかったので、牧場に行ってアイスを食べようということで今回を計画した。
「またアイス食べようよ。おいしかったよね。」息子に話すと、「あいす」と言って笑っていた。

牧場に着いて、まずアイスを食べた。
おいしかった。
息子も「あいす、あいす」と大きく開いた口をこちらに向けてきた。

ヤギと対面した。
絶妙な間合いをとって見つめ合う両者。
「メーメーいたね。こっち見てるね。」と言うと、小さく「めえめえ」とつぶやいて、じっとヤギを見つめていた。

ヤギのいるエリアにはエサの干し草が売っていた。
妻がそれを手に乗せてヤギにあげた途端、息子は見たことない様子で大泣きした。
突然のことに慌ててしまったのだけど、「ママのおてて食べられてないよ!ママおてて見せてあげて!」と伝えて妻の手を見せたところ、ぐっと泣き止んだ。

はたして、妻の手が食べられたと本当に思ったのだろうか。
本当のところはわからないけど、そう思ったのだとしたら、さぞかし驚いたのだろうな。

牧場にはトロッコ列車が走っていた。
線路と列車を見つけると、息子は「でんでんでん」と言いながら近づいていく。

トロッコ列車に乗ると、風が心地よかった。
息子は辺りを見渡したり、遠くにヤギを見つけて「めえめえ」と教えてくれたりした。

線路を一周してトロッコ列車を降りる。
次の人たちを乗せて走り出したトロッコ列車を、息子はしばらくじっと眺めていた。
いい表情だった。


2022.9.16

保育園に行く前、妻のサングラスをかけて鏡を見る息子。
ぷりっとした下くちびるを突き出してキメる姿に笑ってしまった。


2022.9.17

保育園の運動遊び会があった。
運動遊び会とは、ライトな運動会といった感じ。
感染対策で保護者は1名のみ参加可ということが事前に通知されていた。
妻と相談すると、どちらも行きたいということだったので今回は妻に参加してもらうことにして、自分はZOOM中継を観ることにした。

受付の時間帯からZOOM中継が始まっていた。
会場は保育園の隣にある小学校の体育館。
息子は初めての場所に少し緊張しているのか、妻に寄りかかりながらゆっくりと会場入りしていた。

開会式を終えて、少し身体を動かした後に障害物競争が始まった。
マグネットの魚釣り、魚をカゴに入れて、波打った平均台を渡り、箱馬を乗り越えてゴールというコース。

意外にも息子は妻の手を引いて、いいスタートを切った。
魚を素早く釣り上げて、カゴに運ぶ。
魚を入れると、満足したのか少し立ち止まっていた。
妻に促されるように平均台に向かうと、バランスを取りながらうまく渡っていく。
箱馬に上り、慎重に足を伸ばしながら下りてゴールに向かうことができた。

保育園での活動は、先生が毎日連絡帳アプリに書いてくれる。
そこでの遊びがコースに反映されていて、日々の集大成という感じがした。
先生たちがよく考えてくれているんだなと思い、ありがたかった。

息子は家に帰ってくると、そのまま「ぱぱぱぱぱ」と言って、クッションにもたれかかっていた自分をよじ登りながら、もらったメダルを見せてくれた。
「がんばったね。楽しかった?」と聞くと「うん」と返ってきた。

昼食を食べ終わり、買い物に出かけるときも、息子はメダルを提げていた。


2022.9.18

天気が悪く、ずっと家の中で遊んでいた。

以前は息子が1人で遊んでいる隙を見て、作業をしたり読書をしたりしていたけれど、最近はしていない。
別のことをしているときに息子からお呼びがかかると、微弱ながら「遮られた」というセンサーが反応してしまう。
それに対して複雑な感情が立ち上がってくると気づいてからは、ただ一緒にいるだけをするようになった。

手放したのか、諦めたのか。

いずれにしても、差し迫ったタスクも何もない暮らしをしているからだけれども、それが案外うまくいっているように思う。

それにしても結構似てるな、我々は。

・・・・・・・・・・

夕方に息子が寝室からタオルケットを持ってきた。
「ねんね」と言うので一緒に寝室に行き、布団でごろごろしているとそのまま眠ってしまった。

昨日の疲れが残っていたのだろうか。
自分も隣で少し眠ることにした。

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