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夫は大捕り物の真ん中に! 警察官をアメリカでcop、イギリスで bobbyと呼ぶわけ

10年程前の話です。世の中テロがあったり、で警察も取り厳重な取り締まりを心掛けていたのでしょう。

ある日、夫がものすごく憤慨して帰ってきました。また、警察に職務質問された、と。駅を出たところで様々に聞かれた、と。寒がりな夫はスカーフで口のあたりを多い毛皮の帽子をかぶり、完全防備だったのです。その分、ほとんど顔は見えていませんでした。私は慣れていますが、よく考えてみると、まさしく怪しい人に見えたかも、です。

日本人だと呼び止められることはなかったと思います。それが、またもや、次の週の土曜日も同じことがあったのです。その時には私が警察に電話をして「いい加減に覚えてください」と言いました。

それからはしばらく何事もなかったと思います。まあ、警察の方たちも年末警戒中で大変な時だったのだと思います。

季節は変わり夏、その時期もビールを飲んで帰る人も多かったりで警察の方々も防犯に力を入れていたのでしょう。またもや夫が大憤慨して帰ってきました。

駅からの帰途の途中、家路を半分くらい来たところで(夫は自転車でした)、またもや呼び止められたのです、パトカーが夫のそばにとまり、そして、またもや職務質問…。夫は、またか、とうんざりし自分を犯罪者扱いしていると気分が悪くなった‥‥。さて、夫はどうしたと思います?

警察署に電話を入れたのです、文句の。何回ものことで、相当怒りが込み上げてきたのだと思います。

結局、もう3台かパトカーがやって来て、何人もの警察官に取り囲まれて…。はた目には相当な大捕り物だった?本人曰く4,5台のパトカーに取り囲まれた・・・だんだんに話が大きくなっているのではと思います。

その出来事の数日後、出くわした警察官は夫に敬礼してくれたとか。やっと覚えてくれたみたいでした。それからはもう呼び止められることもなくなったようです。

イギリスで警察官はpolicemanだが、アメリカ映画を見ているとロボコップなど copと言う言葉が登場する。しかし、イギリスでは bobbyの愛称で呼ばれている。

どうして警察官の愛称がアメリカでcop、イギリスでは bobbyなのだろうか。まず、 bobbyの方は1829年炉のdん警視庁を設置したロバート・ピール内相にちなんだもの。彼が創った新しい警察組織はそれまでの警察組織より優れていた。大変規律正しく評判が良かった。それで彼の愛称 bobbyでイギリスの警察官はそうよばれるようになった。また、ロンドン警視庁には Scotland Yardの愛称があるが、これは炉のdん警視庁が当初ロンドンのスコットランドヤードと言う  街路にあったからだ。ちなみにこの街路の名前はその昔の王や女王が居住していたところからつけられたものだ。

一方のcopの由来には諸説ある。一説によると無かh氏炉のdんやニューヨークの警察官が赤い銅( copper)のボタンを付けていたからだという。また、別の説によるとこれは constable on patrol <巡査>と言う語の頭文字をとったのではないか、という。市かh氏、文献にcop と言う語が最初に登場するのは1704年のことで警察の歴史よりも古い。そこからラテン語で「捕まえる」ことをいみするcapereが語源ではないかと言う説も出ている。

capereがフランス語に入って capとなり、さらに英語に入って copになり、それが「捕まえる人」で警察官の愛称になったのではないかと言う説だ。
copの語を最初に使いだしたのは犯罪者の世界に置いてだと言われ、そのためか copには軽い差別のこもったニュアンスがある。これに対しイギリスの bobbyは親しみのこもった呼び方です。

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