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このスピーチに出会った今日を一生忘れない

ヴィーガンは健康と運動パフォーマンス、環境保護のためにやっていて動物の虐待は意識してなかったんだけど、この動画 - 世界で一番重要なスピーチ(ゲイリー・ヨーロフスキー) を見て、本当に衝撃を受けた。


虐殺がイメージしやすいステーキ肉よりも圧倒的に酷い悲劇が牛乳にあるなんて知らなかった。
普通に今の時代に育ってたら知るはずもなかった。学校給食で健康のためにと大ボラ吹かされて毎日飲まされてたものだし。
本当に悲しい。
映像を観た後は心が割れてしばらく頭痛と吐き気がものすごく何も考えられなかった。普段10時には寝るのにとても寝付けないので心と身体を落ち着かせるために考えをまとめてみる。(10時から書き始めて2時半に書き終えた)

ヴィーガン身体にいいからやってみよう→環境にいいから広めよう→悲劇を無くすため戦おうとなった一年弱

そもそもヴィーガンを始めたきっかけは、同時ににヴィーガンを初めて一緒に情報サイトのOXを運営する親友にThe Game Changersを紹介されて観たこと。


常識として必要と思っていた肉食が実は不必要というばかりか、健康や運動パフォーマンス、地球環境に大きな悪影響を及ぼしていると知って菜食主義を試すことにしたのが去年の11月末。

もともと野菜が好きで、野菜ばっか食べがちだったけど、”バランスよく食べましょう”とか”肉を食べないと強く大きくなれない”という嘘を信じて頑張って食べることのほうが多かったから、菜食になってから一度も肉を恋しいと思うことはなかった。
実践したことで体調がよくなってエネルギーレベルが高まってるのを実感しつつ(特にお通じは一瞬で成果出る)、調べていくうちにどんどんヴィーガンのいいところが見つかって、大好きな自然を守るためにもずっと続けたいと思うようになった。

健康面を重視していた時は親しい友だちや家族にすすめるくらいだったけど、最近は地球温暖化のせいでものすごい勢いで死んでいくサンゴ礁のことを知って、もっと多くの人に知って欲しいという思いがさらに強くなった。


それでも、今日まではヴィーガンじゃない食べ物に対する倫理的な拒絶感というのはそこまでなかった。
あくまで地球環境や健康へのメリットを重視して人に伝えていた。

ただ、今まで「必要な犠牲」と思わされていた肉食が、本当は全くもって不必要な殺戮であったことに気づいてしまった事実はあって、少しずつ工業的大規模畜産に対する嫌悪感は増していた。
あまりそれを語ることはなかったのはよく聞く”ヴィーガン活動家”に対するなんとなく悪いイメージがあったから。嫌な話ばっか聞かせても逆効果じゃない?みたいに。

自分に必要なことだと思い込んでいるうちは誰も聞く耳を持ってくれないし、ネガティブな理由を指摘するよりも自分にとって得だから人は動くと思っていたので、ヴィーガン情報サイトでも健康や運動パフォーマンスのメリットを全面に押し出すスタイルにしている。
自分がやってることは実は残忍で間違っていることだ、なんて言われるためにわざわざ来る人もいないだろうし。

このアプローチの方がヴィーガンをより広めるためには有効じゃないかとは考えているんだけど、今回の動画にはすごく考えさせられた。

罪のない動物が、全くの無抵抗で逃げ場のない動物が、殴られ蹴られ、麻酔無しで角をペンチで切り取られたり、くちばしを切られたり、身体のあちこちいじくり回され、ミルクのためにレイプされ、薬漬けにされ、子どもは生まれた瞬間に奪われ、延々と虐待されていずれ虐殺されるという事実は、
胸くそ悪いし、悲しいし、人が聞きたがる情報じゃないけど、ゲイリーのスピーチとそこで流されたクリップを観て心が砕かれて、黙っていられなくなった。

この事実ばかり強調するわけじゃなくても、この事実について話すことを躊躇していてはだめだなと気づいた。

これを、罪のない生き物への理不尽な暴力や地球環境の問題を、生涯の生産的仕事時間を使って解決するためのイシューに選んだ。

どの問題に生涯の生産的時間を使うか考え中だった

「生きるのを60歳とかの引退まで待たないで、今すぐに、体力とエネルギーがある間に、やりたいことをやるんだ。その生き方に合う仕事を選ぼう。」
というのが自分のモットーだったけど、
ある程度ライフスタイルデザインが叶ってから最近は一歩進んで
「好きな生き方をしつつ、一生引退しないつもりで自分の大事に思う問題を解決していこう。そのために合う働き方、その時に命かける価値あることを仕事にしよう。」
という心境になっていた。

そこで何を解決しようか、
80,000 Hours: How to make a difference with your careerなどを参考に、
- 社会的意義が大きく
- 緊急性が高く
- 相対的に無視されがちで
- 自分の興味・関心があり
- 自分が貢献できる
問題はどれかとしばらく考えてたんだけど、

健康オタク、自然保護、常識を疑うこと、美味しいもの、美味しいもの、美味しいもの…
色々今までハマってやってきたけど、変わらずにずっとコアにあったものがヴィーガニズムには集約しててこれは100歳まで続ける価値ある仕事だなと思っていた。

今日ゲイリーのスピーチを見て、そこへ更に理不尽な暴力への戦いというもう一つ、一度は弁護士を目指したころ大事にしていた価値もまた追求できると気づいて、さらに燃えている。

実は最悪な理不尽は、数え切れないほどの多くの非道な暴力は、酪農を筆頭に動物性の食品業界で起きているということを今回知った。
でも知っただけで何も行動しなきゃ黙認してるのと一緒。

知識やスキルをどんどんつけて、この問題のために使っていく。OXをよりよくしたり、飲食店や食料品店のヴィーガンコンサルやアドバイザーもしたい。個人のヘルスコーチングやレシピ提案、ヴィーガンや持続可能な商品を開発したり広めることでヴィーガンとしての活動をしていこう。

2020年8月28日はそんなことを決心した日でした。

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