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Connecting The Dotsいうて

プログラミングができない
正確には、言語には数種類あることや、プログラミングする際に色々なコマンドを用いることくらいは知っているが、サービスを作ったり、分析に用いたりはできない

とはいえ、今書いたように全くの無知でなくなるくらいには勉強してきた。大学の授業やその他幾つかの講座を受けてみたりした

学んだ結果、サービスをローンチできる程のスキルを習得するにはかなりの時間を要しそうだと分かった。そして、プログラミングからは遠ざかっていた

それからかなりの時が経ち、先日、大量の空のフォルダをPC上で作らなくてはならなくなった。しかも、ファイル名には丁寧に番号を振っていかなくてはならない。PCに詳しくない私でも、手作業でこなすには膨大な時間と労力を要することだけは容易に想像できた

そこでふと、プログラミングでなんとかできないかと思った。サービスは作れなくとも、単純作業を効率化するくらいなら何とかなるのではなかろうか

インターネットで調べてみると、どうやらエクセルとコマンドプロンプトを使えばセキュリティの心配もなく実現できそうなことが分かった。そして実際にやってみれば、ものの10分程度で細かな調整も終え、作業が完了してしまったのだ

これまでどの授業でも講座でも、効率的なフォルダ作成方法なんて習ったことはない。まして、元々MacBookユーザーだった身からすればWindowsのコマンドプロンプトなんて触ったことすらない。それでも、プログラミングの外観を知っていたことで今回の経験に繋がっている

この効率化だけではきっとお金を稼げないし、プログラマーからすれば本当に大したことはしていないのだと思う。けれど、プログラミングを学習していた頃は仕事に活かせる感覚なんて全く湧いてこなかった。むしろ仕事に活かすなんて無謀だとすら考えていた

それでも、活きたのである。実際には、役に立ったのである。
スティーブ・ジョブズには笑われるかもしれないが、これも立派なConnecting The Dotsの一つだと思う

こうして体感してみると、すぐに役に立たないようなこと、今まで経験してこなかったことの重要性をより強く感じるようになった
どうしても年々慣れたもの、結果の分かっているものを無意識的に選んでしまう傾向にある。後は、すぐに役立ちそうなものとか。けれど、時にはそんな合理性を無視して経験することが必要、いや、良いのだと思う

良い学びと共に、自身の老化する感性を実感する経験だった

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