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小関さんとの2回目の講習会。

先週、東京で「ひもトレ」の小関勲さんと講習会をさせてもらった。1月末に続いて、今回で2回目。

前回の感想はこちら。

なんだかいろんな「シンクロニシティ」が起きて、「大きな必然」に突き動かされているような、とても不思議な体験だった。

そして何よりも、「自分の興味のあることを、おもしろがって、受け取ってくれる人がいる」と感じられたのは、本当に大きなことだった。

セッションをしていると、「大友さんは教えたりしないんですか?」と言われることもある。

実際に、僕が「ロルフィング」を受けた先輩はもちろん、周りのロルファー仲間、トレーナー、治療家、ボディワーカーの方々の中には、「教える」ことを仕事にしている人も多い。

そして、前の感想にも書いたけど、「教える」に関しては、結構上手な方だと思うけど、あくまでそれは「個人(主にクライアントさん)に向けて」であって、「多くの人に向けて」ではない。

今回に関しても、「こういうのわかってもらえるかな?」と不安もあったけど、「小関さんがいいように着地させてくれるから、とにかく思い切ってやってみよう」と、「小関さんへの信頼」が大きくあった。

そして、前回の経験があったので、「参加者への信頼」も持つことができた。それが「個人的な小さな成長」かなと、うれしく思う。

さて、実際の内容はと言うと、「自然治癒力」について話してみた。

よくよく使われる言葉で、良くも悪くも「使い勝手のいい、便利な言葉」である。

『身体の「自然治癒力」を引き出して治療する』
『「自然治癒力」が働きやすい身体を目指す』

「耳馴染み」もよく、ふんふんと頷きたくもなるけど、ちょっと待て、「そもそも、自然治癒力って何なんだろう?」というところを、丁寧に掘り下げてみた。

今回は、「自己組織化」と「自己調整能力」に分けて考えてみて、あまり細かくしすぎて、「あれ、何の話してたんだっけ?」とならないように、「ほう、なるほど。そういうことだったのか」と、「理解の補助線」になるように話す。

さて、その企みはうまくいったのかどうか。参加者のみなさんの中に、何か残っていればいいなと思う。

それと、「自然治癒力が働きやすい条件とは?」というところも話してみた。

僕の今のところの考えでは、「自分の身体の現在の状態を、適切に把握しているかどうか」がポイントになる。

そしてそのためには、「他者(環境)が必要である」ということも。

「誰かが触れる(タッチ)」こと。
「相手の言葉を受け取る(質問)」こと。
「自分が動く(ムーブメント)」こと。

ここからさらに、自分の探求をしていってもらえるといいかなと思う。

最後に、こういったことを「具現化(Embodiment、自分の身体で体験する)」することに関して、小関さんは本当に「先達(メンター、導き手)」だなと感じる。

「じゃあ、大友さんの説明してくれたことも含めて、実際に動きながら、自分の身体で体験してみましょうか」と、特に事前の打ち合わせもなく、するすると実技を誘導してくださる。

それを見させてもらいながら、「はぁ、こういう風にリードしていけばいいのか」と、講師である僕も「教わる」のである。

今回もありがたい経験をさせてもらったなと思う。

またこんな機会があればいいなと願いながら、日々のセッションを重ねていきたい。

参加していただいたみなさん、一緒に講師をさせてもらった小関さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

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