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武富士=警察 悪の癒着

 私が「武富士と警察との癒着」を『週刊プレイボーイ』(集英社)で追及しはじめたのが2003年5月。すぐさま武富士は吉村洋文弁護士(現大阪府知事)らを代理人とし、私と集英社にスラップ訴訟をしかけてきます。この経緯については、〈吉村洋文大阪府知事が「武富士スラップ訴訟」でしたこと〉で書きました。

 では、武富士や吉村弁護士が封印しようとした「武富士と警察との癒着」とは、どのようなものだったのでしょうか。

 この問題は国会でも取り上げられ、同年7月、警視庁は警察官3名を処分せざるをえなくなります。しかし、その処分は激甘もいいところ。逆に「武富士と警察との癒着」の根深さを知らしめる結果となりました。

 以下、処分が発表されたあと、私が7月29日発売の『週刊プレイボーイ』に書いた記事を再公表します(最小限の加除訂正あり)。編集部が「武富士=警察 悪の癒着」というタイトルをつけましたが、武富士も警察も本質は「悪」であるとよくわかる記事です。

 なお、武富士は吉村弁護士らを代理人として、この記事も名誉毀損で訴えてきました。しかし、読者には、どこが名誉毀損にあたるのかサッパリわからないでしょう。スラップ訴訟が通常の訴訟とは異なり、相手の言論を封じ込める目的の不法行為だということを知ってもらいたいと思います。

 さらに、記事中に登場する吉村博人警察庁長官官房長は、後年、警察庁長官へのぼり詰めています。これも警察の本質が「悪」であることを如実に示しています。

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