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2021年6月の課題図書は「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」

台湾は今年(2020年)、全世界に広がった新型コロナウイルスの封じ込めにいち早く成功しました。これは蔡英文総統が語っているように、「医療専門家や政府、民間、社会全体の努力」が合わさった結果です。
-「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」P14より引用

2021年6月の課題図書は「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」です。台湾のコロナ対策動向を勉強する意味も込めて、本書を読み始めました。


5月から読み進めて、すでに読了済み。6月はもう一度読み進めながら、noteにまとめていきます。

全体を読んでみて感じたのは「あぁ、『岩田さん』を読んでる時と同じ感動があるなぁ」ということ。両書にはじんわりした感動が広がって、泣いてしまう場面が幾度もありました。岩田さんが「ゲーム人口拡大」のためゲーム業界で尽力された方なら、オードリータンさんは公共のために尽力されている方です。


冒頭で引用したことばは本書の最初に書かれています。この文章を読んだ時に「羨ましいな」と感じました。台湾のコロナ対策における初動の動きが素晴らしかったのはもちろん、その功績を「皆の力が合わさったから」と言い切れる人がいて、その人がデジタル関連の要職についている。国民にとって、これほど心強いことはないでしょう。

対する日本では「皆の力が合わさっている」と言えるでしょうか。ぼくの目には「社会全体の努力に頼りきっている」ようにしか見えません。驚くぐらい政府が何もしていない。まともな追跡アプリを開発できず、先の見えない緊急事態宣言を複数回発令し、ワクチン接種も遅れ、リーダーに求められる説明責任を果たさない。はっきり言って台湾とは真逆です。


本書は前半が「台湾におけるコロナ対策」、後半が「オードリータンさんの自伝」といった構成になっています。次回以降のnoteで紹介していきますが、ぜひお手にとって読んで欲しい本です。

購入は下記リンクからどうぞ▼


今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
日本政府はもうちょっとデータに基づいた説明して欲しいよね。飽きたわ。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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