【麻雀】強くなるために【中〜上級者向け】

どうやって勉強すれば麻雀強くなれますか?

みたいな質問、めっちゃされるけど、

正直知らんがな(´・ω・`)

個人差が大きすぎる。まずどのレベルで躓いているのかわからない。

一応、ウザク本とか雀ゴロK本とか勧めることが多い。が、本を読むだけで強くなれるとは思ってない。

それで強くなるなら...ね。

まぁ、鳳凰卓で打ってる人でもびっくりするくらい基礎的な知識が抜けていたりするので、本を読むこと自体無意味ではないだろう。

ただ、ちょっと知識を増やしただけでは期待できる成績向上は微々たるもの。

がっつり雀力アップしたいならより実際的な手段、考え方が必要になる。

ってことでターゲット絞って上から目線でアドバイスしていく。

今回のターゲットは、

「自分の手牌ばかり見てる人」

そして今回のテーマは、

「強くなるために理解すべきこと、やるべきこと」

1.麻雀は総合点を競うゲーム

まず麻雀のゲーム性の話から。

そもそも麻雀というゲームは、選択の回数が非常に多く、持ち時間も充分ではないため、ミスを無くすことは不可能である。

そして、1ゲーム中に10の細かいミスをしたプレイヤーよりも、たった1つの大きなミスをしたプレイヤーの方がトータルの損失期待値が大きくなることもある。

つまり、トータルの損失を減らすには

「微差の判断なんてどうでも良い!大きなミスを減らすんだ!」

というザックリとした意識も時には必要になる。

そうやって考えると、微差のテクニックをドヤ顔で書いてる麻雀本が如何に役に立たないかが分かるだろう。(特大ブーメラン)

2.微差牌理を捨てるという選択

微差の牌理は実戦でしっかり精査するのが難しいものも多く、そこにいくら時間を使っても精度はなかなか上がらない。

さらに、微差ゆえに場況によって覆ることも多い。

となればそんな比較はそもそもしなくて良いのではないか。

ということで、平面何切る業界で微差っぽくて分からない場合の最強の逃げ回答「場況による」を実戦では積極的に使っていこうという話になるのだが、これには1つ重要な注意事項がある。

実戦で「場況による!」と牌理比較を捨てる場合、短時間でその判断を行えなければ効果が薄いということだ。

牌理比較は50:50と仮定して場況による比較で打牌選択をするわけで、そこに辿り着くまでに時間を使い過ぎていては限られた時間の中で精度の高い場況比較は難しい。

※ここで言う場況とは点数状況や河の状況、相手の副露など、牌理以外の要素をひっくるめたもの。

3.微差牌理を捨てて50戦打て!

麻雀は複雑なゲームであり、頭脳スポーツだ。勉強したことをすぐに実戦で武器にできる人はそうそういない。

本を何冊も読んで勉強しているのに伸び悩むプレイヤーは、知識を実戦で活かすためのトレーニングをしていないことが多い。

そこで、この項では1つのトレーニング法を提案する。

点数状況整理、河の状況、鳴き読み、速度感など牌理以外の要素を常に意識しつつ、難しい牌理の比較は捨てる、というルールを作り、とりあえず50東風打つ。(点数状況などの要素が大きくなりやすい東風戦の方が好ましいが、苦手意識がある場合は東南30戦でも良い。)

これは「目を鍛えるトレーニング」だ。

とにかく自分の手牌以外の情報を沢山拾い、打牌に活かせないかを考える。目の使い方が変わったことを自覚できるようなら上出来。

自分の手牌ばかり見ていた人は、このトレーニングを始めると今まで出来ていた牌理まで間違えるようになるだろう。

そういったミスは形や手役の組み合わせへの理解の浅さが原因の可能性が高いので、必ず牌譜を見返し検討する。

50東風を終える頃には自然と多くの情報を拾えるようになっているだろう。

中級者でこのトレーニング法はハードルが高すぎると感じたら、牌理=単純受け入れ枚数、と置き換えて打点要素の比較にはある程度時間を使うのもアリ。

あくまでトレーニングなのでその間の成績は良し悪しに関わらず意識しないように!

4.微差牌理の範囲を狭めろ!

実戦やトレーニングでは微差の牌理を捨てるが、微差だと思って捨てた比較が実は大差ということもあるだろう。

後から見返して本当に微差だったのか検討する癖をつけよう。

とは言え、実際に出てきた牌姿だけでは充分な勉強にはならない。そこでウザク本などの何切る本を使うのも1つの手だ。

ウザク本は難易度の高い問題も多いので、難しい何切るの正解を突き詰めるというよりは大差の牌理ミスを減らせるように形や手役の組み合わせに慣れる、くらいの軽い気持ちで使っても問題ない。

サラッと書いたが、これはすぐにできるものではないので少しずつバランス感覚を養っていくイメージが必要だ。

5.牌理の呪縛から解き放たれた場況厨になれ!

50戦トレーニングを終え、沢山の平面何切るに触れたあなたは、実戦で自分の手牌以外の情報が山のように拾えているはず。

細かい牌理で頭を抱えることなく、場況次第で大胆な選択も出来る立派な場況厨だ。

もちろん、場況が微差なら全力で牌理を突き詰めるという選択も出来るだろう。

ここまでくれば「集中して打つ」だけで細かい気付きや新しい発見があり、自然と成績は上がっていく。

実戦の中で見えたことを改めて検討する習慣をつければ、トッププレイヤーの仲間入りをする日も遠くない。

...

......

はい、ということで以上、

「場況厨のすゝめ」

でした。

あれ、冒頭と主旨が変わっ...

いや、細かいことを気にしてはいけません。微差は捨てるのです。

簡単にまとめると、

パッとわからなければ言い訳しやすい選択をしろ!言い訳の材料を探しておけ!

ってことです。

場況拾い過ぎもどうなんだって意見もありそうですが、今回は手牌見過ぎ勢へ向けた記事なので、とにかく視野を広げないと頭打ちになっちゃうよ!ってのが伝われば...

え、元々場況厨だけど強くならない?

牌理を疎かにするな!70点は微差じゃない!基礎力鍛えて出直せ!

です。

以下ちょっと補足。

トレーニングの内容とかは無理矢理にでも思考のキャパを空けて新しい要素を詰め込むという荒療治なんですが、この「思考のキャパを空ける」っていうのは個人的にかなり重要視していて、強くなるためにはキャパ空けて詰め込んでの繰り返しが効率良いと考えてます。

まぁキャパの空け方としては「思考のショートカットを作る」というのが王道だと思っているので、これに関してはまた記事にします。

長々書きましたが、この記事が誰かにとって殻を破るきっかけになれば嬉しいです。

ではまた!

追記 思考のショートカットに関する動画を作ったのでこちらも是非。

【麻雀講座】強くなるために必要な4つのこと【勉強効率UP】

https://youtu.be/KgMdh8yupVU

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