遊鳥ちゅん

ピン東本走で2万戦純黒達成しました。更新は本当に気まぐれです。

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マガジン

  • 麻雀勉強法、戦術あれこれ

    普通に考えれば簡単にわかる。こんな複雑なゲームで100点なんか取れねぇってことぐらい...

  • 麻雀業界関連の記事まとめ

    プロのこととか雀荘のこととかそういう感じのやつ。

  • 【麻雀】序盤構想で勝つ時代

    序盤の手組みや考え方、視野を拡げるためのあれこれ。

最近の記事

【麻雀】雑な言語化が成長を妨げる【初〜中級者向け】

 はいどーも。絶賛ニート中のゆとりです。  最近のTwitterを見てると、NAGAやMortalといった麻雀AIの解析を参考にしてる人がだいぶ増えてきた印象がありますが、AIの解析を見て勉強しようとすると言語化がほぼ必須になるので今回はそこの精度を上げていく話を軽くしようかと思います。 とりあえずあれこれ言う前に僕がTwitter見てて気になった例を。 この局面に対しての 「放銃したくない点数状況だから打9m。」 という意見を見かけたのですが、こういう言語化って良くな

    • 河をデザインする【実戦的対人麻雀戦術】

       はいどーもゆとりです。 今回は自分でもどこに向けた記事なのかよく分かってないのですが、ピン東本走で意識していた自分の河に関することをまとめてみました。 ◉「河をデザインする」とは タイトル通りの話をつらつらと書いていくわけですが、まず「河をデザインする」という言葉を使う理由から。麻雀界では古く昭和の時代から「河の迷彩」という戦術がありました。中張牌の先切りで待ち牌を出やすくするとかのアレです。これは一周回って現代では一定の評価をされている戦術だったりするのですが、今回はこ

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      • 平面何切るを実戦に繋げる考え方

        はいどーもゆとりです。 今回は「平面何切るなんて役に立たない」という論が何故間違っているのかという話をしつつ結構ガチめな牌理の記事です。 ということでいきなりですが何切る問題を2つ。 この問題を見ただけで何を言わんとしているのか察しが付きそうですが、今回1つ目は6ブロックの話。 一応何切るの答えとしては、①は3s、7p、4pから、②は1p、5pから選べていればあとはかなり微差なので好みとか場況でといった感じでしょうか。 ①は結構面白い問題で、シンプルに5ブロックから完

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        • 園田賢の8s放銃と妥協力【Mリーグ】

           はいどーもゆとりです。今回は超ざっくり言うと園田賢の麻雀を真似してはいけないという話なのでファンの方は一応ご留意下さい。 南4局1本場 2:05:45 〜 ここで現物の5sを合わせず打4s。 残り山2枚でテンパイを取って打8s。これが下家の勝又へ一発放銃となり落着したことで物議を醸した。  この2つの選択についての僕の第一感は、打4sはたぶん損、打8sは押し優位の可能性が高い気がするけどオリ。 わざわざnoteに書こうって割に随分とアバウトだなって思うかもしれない

        【麻雀】雑な言語化が成長を妨げる【初〜中級者向け】

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          価値のある麻雀を打っているMリーガー3選

           はいどーもゆとりです。  なんか今シーズンのMリーグは勢いが落ちてるような気がする今日この頃。まぁマンネリ感が出てくる頃合いだから仕方ないし、何よりこういうタイミングで必要なのはネガティブな意見ではなくポジティブな意見だろうということで、今回は個人的に最も価値の高い麻雀打っていると思うMリーガー3人について書いてみます。 1.堀慎吾 考えてラフな打牌ができる、フリー麻雀での経験を活かしたオールマイティ麻雀。  人間というのは不思議なもので、考えれば考えるほどリスクを過大

          価値のある麻雀を打っているMリーガー3選

          弱くなるMリーガー、麻雀プロ

           麻雀の上達に必要なものは何か。勉強、研究、努力、いろいろ挙がりそうですが、環境というのも間違いなくその一つに入ると思います。 今回は麻雀プロやMリーガーのコミニュティ、環境が個人、全体の雀力向上へ及ぼす影響について自分の考えを書いていこうと思います。 ◉ムラ社会化した麻雀プロ 2018年7月にMリーグが発足し今年4シーズン目を迎えたが、Mリーグを視聴している中でもコアな麻雀ファンなら同じ疑問を持っている人も少なくないだろう。 あれ?このプロ弱くなってない...? こ

          弱くなるMリーガー、麻雀プロ

          【麻雀戦術】安牌1枚進行は強いのか【中〜上級者向け】

           はいどーもゆとりです。今回はタイトル通りの内容になりますが、これが正解だ!みたいなものではないのであくまで戦術の一つの型とその思考、手組みが与える影響の解釈の一つとして読んでください。 今回のテーマはざっくり言ってしまうと"間合い"です。安牌残しが強いかどうかの判断は概ねこの一言に集約されます。 大前提として、抱える1枚の安牌は手牌で2番目に牌理上の価値が低い"ブービー牌"との比較になるので、比較対象が「①端牌などの余剰牌 ②縦受けなどのフォロー牌 ③ターツを構成してい

          【麻雀戦術】安牌1枚進行は強いのか【中〜上級者向け】

          高段者の牌譜で勉強しよう【中級者向け】

           はいどーもゆとりです。  今回は麻雀の勉強を頑張っていきたい中級者向けです。「打牌理由を聞けない人の牌譜を見ても意味がない」と言われがちですが、要は何をどう勉強するかですよという話になります。 とりあえず「高段者の牌譜を使った勉強」というのは長いので今回は「牌譜閲覧」とでも言い換えますね。 1.やってはいけないこと まず初めに、こんなやり方は意味無いですよ、という例を挙げていきます。牌譜閲覧は勉強法として結構優れているのですが、嵌りがちな落とし穴がいくつかあるので注意

          高段者の牌譜で勉強しよう【中級者向け】

          誰も教えてくれない『ピン東メンバーの始め方』

           あまり需要は無いと思いつつ、誰か1人でも役立ててくれれば良いかなーくらいで書きます。 1.メンバー経験ナシ まず、メンバー経験無しでフリー麻雀もあまり打ってない方、早まらずに東南戦のメンバーを短い期間でもやってみましょう。  気を遣いながら麻雀を打つことに適性が無い場合、普段できていることが本走では全然できないなんてことがあり得ます。これをいきなりピン東で試すのはちょっとリスクが大きいです。  メンバー経験無いけどフリーは打ち慣れてるよ、という方は後述の実力診断へ。

          誰も教えてくれない『ピン東メンバーの始め方』

          【麻雀】数理研究に対する評価について

          ツイッターで数理研究に対する意見を見かけ、その中で無責任にデータの価値を低く見積もられていたのでそれに対する僕の考えをツイートしたが、一応noteにもまとめておく。 僕はデータによって最も成績を上げたプレイヤーの一人(天鳳五段レベル→ピン東純黒)だと思っているので口挟むんだけど、統計学の麻雀戦術のあとがきにもあるようにみーにんさんはデータと戦術に絶対的な紐付けはしておらず細かい部分や感覚的な齟齬があればある程度自分で再計算できるようになってる。 麻雀の成績を上げるためには

          【麻雀】数理研究に対する評価について

          【麻雀】実力評価と麻雀観の話

          この露骨な炎上狙い記事が物議を醸しているので、ちょっと乗っかって実力評価とは何かという話を軸に麻雀観について書いていく。 麻雀界で繰り返される不毛な議論の8%くらいに終止符を。 あんまり関係ないけど、記事の会話って黒木さんが途中で木原さんとの相対評価の話にすり替えてるように感じたのは僕だけ......?笑 先日、渋川さんが雀力スカウターという記事を書いていたが、人の麻雀を見てその人がどの程度の実力か判断するのは結構難しいことなので第三者の雀力をどうこう議論すると得てして

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          フリー雀荘の裁定の話

          かなり話題になっているこの裁定の話。 先にツイートしたものだけど、僕の意見は大体こんな感じ。 最後の文字数制限のところを補足すると 「麻雀のルールがそもそも完全ではなくプレイヤーに審判を兼任させるシステムなので、その"場"の環境や、プレイヤーに求めるスキルレベルに合わせて臨機応変な裁定を下して良いのではないか。」 というような主張。 大前提としてこの手の裁定は場の決めである程度の一貫性があれば何も問題はないと思っているので曲解はしないで欲しいのだけど、店側はどういう

          フリー雀荘の裁定の話

          【麻雀】6ブロック、変則5ブロック+α

          今回は6ブロック、変則5ブロックを中心に色々な牌姿を例に挙げながらメリット、デメリットを説明していく記事です。 ①5ブロック5ブロックがあまりわからない方はウザク本3を読んでね。 ②一般的な6ブロックのメリットと優劣 代表的な6ブロックの例。 愚形の選択を保留することで愚形埋まりが8枚、リャンカン変化を含む愚形フォローが20枚あり最終良形率が高くなる。 1シャンテンの段階で愚形が残っていてもこのようにフォローがあると良形率は50%になる。フォローがリャンメンに入って

          【麻雀】6ブロック、変則5ブロック+α

          【麻雀】5.5ブロック理論【実戦的牌理考察】

          最近6ブロックっぽい問題をよく見かけるのでその流れで こんなツイートをしてみたら意外と共感してくれる人がいたのでちょっと感覚的ではあるんだけど実戦的な考え方みたいなのを紹介します。 上のツイートがまんま導入部なので全く分からない人は今回紹介する考え方はしっくりこないかもしれない。それくらいの感覚的な話。 1.代表的な6ブロックツイートしたウザク本3の牌姿が違和感あるなら違和感のない6ブロックってなんだよというと こんな感じの牌姿。 愚形が2つあってリャンメン固定が強

          【麻雀】5.5ブロック理論【実戦的牌理考察】

          【麻雀】多面張に強くなる方法

          ※今回は数馬さんのこのツイートに対する反響を見てたらあまり参考にならなそうな持論を展開してる人が多かったので、これはハードルが下がっているのでは!?と思い軽い気持ちで便乗した記事になります。 僕自身は某メンチン狂みたいなゲームで高得点が取れるわけでもなく、なんなら多面張に苦手意識があったタイプなので、今回の話は多面張のエキスパートになりたい人には関係ないかもしれない。笑 まず、「多面張が苦手」とはどういう状態なのか。 多面張に対する苦手意識が強かったときによく実践してい

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          アウトオーバーメンバーは何故負け続けられるのか

          ※この物語はフィクションであり実際の人物、団体、店舗とは一切関係がありません。 どーも。 短期間で働く店をコロコロ変えるメンヘラ地雷メンバーことゆとりです。 ピン東メンバーになってから早7年程。すでに4店舗を転々としているわけですが、何故かどこにでもいるのがアウトオーバーメンバー。 今回は彼らが何故負けるのか、普通そんだけ負けてたら続けられなそうなのになんでそんなに負け続けられるのか、心は折れないのか、判断能力は正常なのか、その実態に迫っていきます。 まず気になるの

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