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システムコーチングについて

今回は、私が今取り組んでいるシステムコーチングについてご紹介させてください。

今年の1月から、私はCRRジャパンという会社が運営しているシステムコーチングというものを学んでいます。

http://www.crrjapan.co.jp/

私なりに説明をすると、システムコーチングとは、組織開発の手法の一つで、組織を構成している個人間の関係性に働きかけていくアプローチです。

たとえば、一人ひとりを見ると、能力もあり素晴らしい人柄であるのに、それを会社や家庭で力を発揮しようとすると、組織にいる他のメンバーや風土との相性がうまくいかず、うまく活躍できないということがあります。

こうした時に、人と人との関係性がそこに影響を与えていると捉え、それを生み出している関係性(システム)が望ましい方向に向いていくことを支援するのがシステムコーチングです。

このnoteでも何回か取り上げてまいりましたが、会社とは本当に不思議で、それぞれの部署や個人の個性が複雑に影響しあって成り立っているなと感じます。

私という存在や能力は変わらなくとも、誰と働くか、組織の雰囲気がどうか等、周りとの関係性によって自分がうまく活きることもあれば、そうでないこともあります。

この手法では、そうした組織の状態に対して科学的にアプローチしていく力を身につけます。

学んでいてとても魅力に感じることの一つに、システムコーチはあらかじめ答えを決めたり、それを押し付けたりしないことがあります。

あくまで、クライアントである組織が自らどう変化していきたいのか明らかになるよう支援するというのがスタンスです。

上司と部下や、異なる部署間、チームメンバー、夫婦など2人以上が集まれば組織であり、システムコーチの対象となります。

また、昨今、この手法は企業経営や社会変革へも活用されています。

東北でこの手法を用いて震災復興に取り組んでいる人がいるのですが、復興支援がなかなか進まないのは、行政や企業、そこにいる住民の意見が多様であり、かつ、元々現地にあった高齢化の問題などが複雑に絡み合っていることが一因だそうです。

こういった組織の課題は「どの意見が正しい」と決められないことが多く、その際に、問題を決め、それを解決するアプローチをしても限界があるように感じます。

大切なのは、組織の中にある多様な声がちゃんと出されることであり、それが一つのシステムの声としてどう収斂するのかということであり、システムコーチはそこに強みがあります。

今、私のシステムコーチングのクライアントを積極的に募集しています。

もしお話を聞いていただける方、2人以上の関係性について課題を感じている方いらっしゃれば、ぜひお声掛けください。

来月もどうぞよろしくお願いします!

VOL35  2013/4/30                                                                                        sakaguchi yuto 

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