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ブラジルワールドカップの予選敗退から組織のパフォーマンスはどうすれば高まるか考えた

今回は、ワールドカップを見ながら感じたことについて書いてみたいと思います。

本田、香川、長友といった、これまでにないタレントをそろえ、史上最強との期待も高かったメンバーだっただけに、敗退後、何が問題だったのかの論評が盛んです。

某サッカー解説者が「本当に優勝を目標にするのなら、そこまでにどれだけの距離があるのか真摯に見つめ、分析しなければならない。興行よりも強化を第一に考えなければならない。負けたからこそ得られるものがある。ここで変革することがこのブラジルワールドカップに出場した意味だ」とコメントしています。

この言葉から、本当に結果を出したいのかという覚悟と、どれだけ考え抜いたかという思考の質が改めて問われるということを感じました。

日本人が11人でどういうパフォーマンスを出せばいいのかということを、相手国を想定して、他を参考にしながらもオリジナルなものを創りだすこと。

単に「個の力を高める」という漠然とした言葉で終わらせず、どのような能力を誰がどのように身につけないといけないのかというところまで突き詰めて考える必要があるのかもしれません。

サッカーを見ながら「自分の会社にこの教訓を当てはめるとしたら?」とふと考えてしまう自分がいました。

皆様の中にも、今の組織が最高のパフォーマンスを出すためには?と改めて考えさせられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、組織を強くするということは、具体的には以下の3つのことだと考えています。

1.組織にいる個々の能力向上

2.組織間の衝突やミスコミュニケーションの解消

3.目指す方向を示し、誇りを持って仕事と向き合えるようにする

一人ひとりの能力が高くないと、やはりできる仕事は限られてしまいます。

1番目の観点からとるべき施策は採用や能力開発となります。

また、いくら能力が高い人間が集まっても、結果が出るかわからないというのがまさに今回のワールドカップが証明してくれていると思います。

チームが機能するには、組織内の個性が活かされあい、何倍にも掛け合わさることが必要です。相手ありきなので相手とのマッチングも必要です。この観点が2番目です。

そして最後の3番目が仕事に誇りを持っているか。

大きくは3つの観点を持ちながら、今の組織を見渡して、私の現場でも考え抜いていきたいと思います。

また来月もどうぞよろしくお願いいたします!

VOL49 2014/6/29                                                                                           sakaguchi yuto 

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