求める人材について、エージェントとの握り方のコツ
前回のメルマガでは、採用を進めるにあたってのポイント1として、
「実現したい組織をシーンまで落とし込んで言語化すること」
をお伝えいたしました。
今回はその続きをお伝えしてまいります。
■ポイント2.エージェントと実現したい組織シーンを共有する
さて、前回のように実現したい組織を考えた後に、求人サービスのエージェントをお呼びして、募集の打ち合わせをすることにいたしました。
今回の募集では複数の会社に求人を依頼することにしたのですが、各社の担当者とお会いしてみて、初回アポイントの際に想定してこられる仕事内容や人材像の理解度がだいぶ違うという印象を持ちました。
「生産管理」という募集職種から、
ある担当者は、大工場の品質管理のような仕事をイメージされていましたし、別の担当者は、システムエンジニアのような仕事をイメージしておられました。
ポイント1でお伝えしたように、職種名はとりあえず置いておいて、事前に任せたい仕事を具体的シーンに落とし込んでおくと、大いに役立ちます。
つまり、「生産管理」という抽象度の高い言葉でやりとりしてしまうと、聞いた人それぞれが持っているイメージで仕事をとらえるので認識のずれが生じるのですが、普段の仕事シーンまでエージェントに共有してもらえると、マッチした人の紹介確率があがってくるのです。
すべてのエージェントが深くヒアリングをしてそのあたりを引き出して理解してくれればいいのですが、大体、「仕事内容はどんなものか」「年齢は何歳ぐらいが理想ですか」くらいのレベル感でとどまっています。
そこからもう一歩踏み込んで、前回ピックアップしたような仕事で必要になる項目を見せながら、たとえば「指示書の作成」については、
「中国工場との間でやりとりするための製作指示書がうまく機能していないんです。製品の完成までに修正が平均3回ほど発生して納期が遅れています。これを1回で済ませるために工場が正確に理解できるフォーマットへの改善、指示書のやりとりフローの改善をしていきたい。」
などと打ち合わせをしていき、どういう人材なのか具体的イメージを共有してもらうよう、こちらから積極的に働きかけていきました。
これを踏まえ、求人票を工夫してもらったところ、1ヶ月ほどの間にターゲットとなるような方から多くご応募をいただくことができました。
次回は面接についてお伝えしてまいります。
よろしくお願いします!
VOL4 2010/9/18 sakaguchi yuto
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