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忙しくなる職場では自分の気持ちを出しづらい


出社すると追われるように仕事をこなして一日が終わる

そのようなリアクティブな働き方をしている人は今多く
いらっしゃるように思います。

私もこれまでずっとそのような働き方をしてきました。
会社に在籍して少し経つと、いつもあふれそうな仕事を抱え、
ひたすら消し込むように仕事をするというスタイルが私のお決まりのパターンです。

もちろん、それは私の性格や仕事の仕方が招いてしまっている側面があります。しかしこれは、今の職場に広くみられる特徴でもあるようにも思います。

お付き合いのある様々な会社の話を聞いていると、今、多くの職場は、年々やることが増えている印象を受けます。

職場では、忙しいために、日々の会話も必要最低限の連絡や報告が多くなり、会議では、とにかく「決める」ことが重視されます。

会社には意思決定プロセスがあり、緻密に決められたタスクに期限が設定されているため、そこに合わせることを前提とした会話が繰り広げられます。

このような日常では、個人の気持ちはどうしても置き去りにされます。
時には意に反することをしないといけないこともあるでしょうし、
さらにひどくなると、決まっていく方針、タスクが自分にとって関心や興味がある仕事なのかすら考えなくなりがちです。

これまでは、それでも職場は機能してきた部分があったように思います。

しかし人材不足の今、多くの職場では

・社員同士の関係性の希薄化
・エンゲージメントの減少離職率の増加

など深刻な問題が起きています。

このような問題の解決には、職場で働く一人ひとりが日々やることの意味を
改めて問い直し、自分に紐づけていけなけばなりません。

指示命令をよく聞くだけの社員がいる組織は限界にきているように思います。

具体的には、

日々の会話や議論の際に自分の気持ち思いを反映させる
コミュニケーションを取り入れていくことが必要です。

こうすべきという客観的な意見だけではなく、自分の主観として
こういうことには自分は思いがある」とか、「嫌悪感がある」などの印象、そしてその理由を共有していくことです。

また、普段は「ちょっと違う気がする」とか、「そもそもの目的は何だっけ?」など、もやもやとした、意見にもならない違和感を出すことも歓迎してみるとよいと思います。

こうしたもやもやも組織を強くする貴重な意見につながる可能性があります。

議論の中身を変えていくことで、意思決定の質を変えていくことができます。

2019/6/30 Vol.107
yuto sakaguchi

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