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自分の思い通りに仕事ができるようになった時が転職しどきである


新しい環境で仕事を始めて半年が過ぎました。

転職をするたびに思いますが、前の会社で仕事ができたからといって、      すぐに新たな会社で力を発揮できるとは限りません。

私もまた新人として学び直しをたくさんしている毎日です。

そこで痛感するのは、人は個人の力で仕事をしていると思いがちですが、 会社や周囲の力を借りてやれている部分が多いということです。

このメルマガでも書いてきましたが、前職でも最初の数年は今一つ活躍できている感じがしませんでした。

ようやく自分の考えが通ったり、こうすればいいと自信を持ってできるようになるのは、自分の仕事の能力が上がったこと以上に、実は周りの人とのやりとりの仕方やその会社の仕事の動き方を理解したという部分も大きかったと思います。

ある方が、自分の思い通りに仕事ができるようになってきた時に「まずい」と思って転職を決断してきたという話を聞いたことがあります。

普通は自分の仕事を周囲が認め、居心地がよくなると、その環境を離れたがらないものですが、

この方はその時こそ、あえて自分をもう一度無能な環境に置きなおすということをされたということで、なかなかできないことだなと尊敬します。

自分が思っている以上に、会社組織の力というのは大きく、本当にすべての肩書きが外れた時の自分が、個人としてどれくらいやれる人間になっているか「正しく」認識することは大事なことでしょう。

日本ではまだまだ転職をすることをネガティブにとらえる傾向がありますが、本来は、転職ということ自体はポジティブでもネガティブでもないことだと思います。

本質的には個人を生きているわけですから、5年前、3年前の自分と比べて何ができるように変化しているのかに本来の価値があります。

それは肩書が上がることと必ずしも連動するとは限りませんし、長くいることが成長というわけでもなく、かえって停滞を招いているかもしれません。

頻繁にする必要はないでしょうが、時折、自分が個として今どうあるかを振り返り、変化する選択を主体的にしたいと思います。

また来月もよろしくお願いいたします!

2015/6/29 VOL61                                                                                             sakaguchi yuto 

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