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リューベック珍道中

ドイツ旅の記録を順番にと思ったけど、順番に行っていたらいつまでたっても帰国できそうにないので、順不同で行くことにした。

今回はベルリン滞在中にハンブルクにショートステイした際の話。というかそこへ至るまでの珍道中の話。

ハンブルクには友達家族が住んでいるので2泊させてもらうことにしていた。

でもその前にどうしても行きたいところがあった。
リューベックだ。

ドイツ滞在中にどれだけ多くの街を尋ねられるだろうと、拠点となるベルリンとドレスデンの周りの街を調べているときにこの街について知った。

特徴的な門のある街。とても惹かれて、どうしても行きたくなった。

なので強行スケジュールではあったけれど、午後ハンブルクで友人と合流する前にリューベックへ寄ろうと計画。

これが事前に立てた計画。

ベルリンからハンブルを経由しリューベックへ。途中のハンブルクで泊まりのための荷物を預け、リューベックへは軽装で行くという、初ヨーロッパ・初一人旅の私にとってはかなり難易度の高い計画。

長距離列車での旅を満喫すべく、この区間の切符は事前に日本で購入。Deutsch Bahnのアプリを使って日本からでもチケットが購入できるのだ!なんと便利!!

ドイツ旅行中に一度は試したかった1等車への乗車を、ベルリン→ハンブルク間で決行することにした。

乗車時間は2時間とちょっとと、そう長くはないけれど、朝6時半にベルリンを出発することを考えると、1等車で席まで朝食を持ってきてもらうというのは、最高のシュチュエーションだと思ったからだ。


さてさて、当日は5時前に起床。まだ真っ暗な中5時半には滞在先のアパートを出て、バスとトラムを乗り継いでBerlin Hauptbahnhouf ベルリン中央駅へ。

もちろん電車のホームは事前にチェック済み。

ドイツの電車の時刻表は、意外とわかりやすかった。

モバイル切符と時刻表を入念に確認しながら電車を待ち、ついに電車が到着!

ところが、私が乗るはずの車両の様子がなんだか予想していたものと違う。。駅員さんを捕まえて、チケットを見せて

「ここであってる??」

「この電車は来ないから、どこでもいいよ」

????????

とりあえず乗ってみたけど、絶対違う!!もう一度同じお兄さんにを捕まえたら「この電車はキャンセルになったから、あなたは好きなところに座っていいよ!意味わかる?」

いや〜意味はわかったけど、どういうことー!?!?

もう出発するというし、行き先はハンブルクなようなので、適当な席に座りました。結局1等席ではないので食事を持ってきてもらえるわけでもなく、あまりにお腹が空いて、ハンブルクの友達の子供たちへのお土産をつまみ食い。

車内販売のコーヒーも購入。とほほ。

それでも途中日の出を見られて、毎日いろいろなことが起こりすぎてヘトヘトだった私に心は少し癒されました。

乗ってしまえば2時間、ハンブルクに着くのを待つしかありません。今日もこれからどんな試練が待ち受けているのか、早くお友達に会って安心したい!そんな気持ちの2時間でした。

さて、予定では8:24にハンブルクへ到着のはず。あれ?時計はすでに8:15。でも何もない野原を走っている。どう考えてもあと10分で大きな街に着きそうにはない。。

案の定ハンブルクに到着したのは45分。リューベックに行くために乗り換える電車は8:34に既に出発。。

どーすんのよーと独り言を言いながら駅員さんに次の電車を教えてもらい、荷物預かり所にボストンバッグを預け、トイレにも行って、でもあちらの駅は1つのホームにいくつもの番号がついていることに気がつかず、ギリギリ駆け込み乗車!

予定よりは1時間近く遅れたけれど、リューベックには無事到着!

お天気にも恵まれ、美しい街の散策を楽しんだ。滞在時間は2時間弱で予定していたルートは全く見られなかったけれど、頭と目をフル回転させ、とても凝縮された時間でした。もちろんもっとゆっくり見たかったけれど、でも訪ねて本当に良かった。

そして面白かったことは、2時間弱の滞在で2回も道を聞かれたこと。どう見たって観光客じゃん!!

旅は、面白いことが起こるんだなぁ。

リューベックへ行ったのは、特定の目的もあったのだけれど、それはまた改めて。

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