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リハビリの条件を整える【精神障害】

 齢三十五ともなるとド忘れがひどくなってきますね。
 iPhoneからXperiaに乗り換えるのにも関わらず、iPhone専用イヤフォンを2つ買ってしまいました。俺です。

 ド忘れも去ることながら、十五歳で統合失調症を発症したので病歴が20年になります(その前年に睡眠障害を発症しました)。
 もう病気が劇的に良くなる見込みは薄いですね。
 しかしながら、酸いも甘くないも嚙み分けてきたおっさんとして、リハビリには一家言あります。
 ちょっと長くなりますがお付き合いいただけますと幸いです。
 久しぶりに目次つけますね👍

 

~リハビリの前段階~


 多くの患者が「メンタルの病気は甘え」「根性がない」「意志の力でなんとかなるだろ」などと心無い言葉をぶつけられたことがあると思います。
 こちらには休息や休養が必要な時期があるのに辟易しますよね😅

 しかしながら、こちらも延々と薬飲んで寝てばっかりというわけにはいきません。

 意志の力がいるとしたら、病気の克服そのものではなく、前段階の「リハビリの条件を整える」ことだと思います。
 もっといえば、よくいわれる「食事」「運動」「睡眠」を整える前段階としての「小さな条件」です。


禅とヨーガに学ぶ条件の整え方


 「条件を整える」という考えは禅やヨーガからヒントを得ました。
 俺自身はあまり宗教的信念を持ち合わせていませんが(笑)
 じゃあ何で禅やヨーガなの? と問われたら、考え方がいろんな分野に共通しているから、としか答えられません。 

 禅、そして特に古典ヨーガでは瞑想を重視します(座禅も瞑想の一種です)。
 いわば「肝心要となる修行」が瞑想ですが、その前にちゃんと条件を整えることも決まりごとになっているんですね。

 禅では「戒定慧(悪さを戒律で遠ざけ、心を平静にし、やがて真の智慧に至ること)」が求められます。

 ヨーガでは「八支則」という八つの段階を踏まなければいけないのですが、その第一段階が「禁戒(やってはいけないこと:盗みを働かない、執着しない、など)」第二段階が「勧戒(やるべきこと:清潔を保つ、足るを知る、など)」です。

 要するに「条件を整えないと肝心要の修行もおぼつかないよ」という考えだと解釈しています。


まずは体調に合わせて小さなことから


 身近なところでも、例えば部屋の整理整頓をしても掃除をしなければ埃だらけの部屋になってしまいますよね。
 PCのファイル管理では命名規則の統一が大原則です。
 そして、健康のために「規則正しい生活を送ること」はすでに言い尽くされていますね。

 それができない人が多すぎるから言われ続けているんだと思いますが(笑)

 じゃあ、今この瞬間にでもできる条件の整え方ってなんだろう? と、ひらめいたのが「体の姿勢改善」でした。


メンタルと姿勢


 メンタルが弱っていると姿勢も崩れやすいように思われます。
 いままでいろんな作業所やデイケア、入院病棟を遍歴してきましたが、ビシッと姿勢正しくしている人は2~3人しか思い当たりません。
 疲労、体調不良、体力低下などいろいろ考えられますね。
 あるいは、セロトニン不足状態に陥ると抗重力筋という体を支える筋肉群の働きが弱くなりますので、それも絡んでいるかもしれません。

 姿勢改善にはもう何年も取り組んでいるのですが、猫背はともかく重度の反り腰がなかなか直らないので、この際本気を出そうかと思った次第です。

 冒頭に書いた通り、ゆくゆくは「食事」「運動」「睡眠」を規則正しく適切に保つのが理想ですが、これは健常者の方でも難しい一大プロジェクトなので、前段階として「小さな条件」から取り掛かるのは理にかなっていると自負しています。

 

あと一息! 頑張って読んで!😆


 障害や疾患自体は根性や意志の力でどうにかなるものではありません。
 条件を整えるにしても体調や時期というものがあります。
 いままさに正しい姿勢でこの文章を書いていますが、正直めちゃくちゃ疲れます(笑)
 ですが「次は何に手を付けようか」と今からワクワクしている自分がいるのも確かです。

 以上、自発的にリハビリを行うのなら前段階にこそ注力しよう、という偉そうなお話でした。
 スタンダードな医療・リハビリの補助輪として書きましたので、よろしければお役立てください。

 最後までお読みいただきありがとうございました、またお越しくださいませ♪