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【本を読もう⑰】一流の指導力

2012年の本で古いのですが、
今、読み返しても
大切なことが書かれています。

著者の立花龍司さんは、
プロ野球のコンディショニングコーチで
日本人初のメジャーリーグコーチにも
なっている方です。

今回は

1 一流選手ほどゾウのことは考えない
2 目標設定が上手な選手は伸びる
3 減点主義の弱点


の3つについて紹介します。


スタートと言ったら目をつむり、
ストップと言ったら目を開ける。

ただし、
絶対にゾウのことは考えてはいけない


著者の立花さんが

講演会などで聞くと、

9割以上がゾウのことを考えて
しまったと言います。

しかし、

プロ野球の一流選手ほど、
ゾウのことは考えない


と言います。

一流選手ほど
ポジィティブなことを考える癖が
ついているのです。

一流の思考にさせたいなら、指導者は

「○○するな」ではなく
「○○しよう」と


ポジティブな指示を
出すことが大切です。

学校現場でも、

・廊下は走るなではなく、
 廊下は歩こう

・計算ミスをするなではなく、
 計算の見直しをしよう

など意識できますね。

さて、
先ほどの
「ゾウのことを考えない」場合なら

好きな動物のことを
考えてください。
ただし、
ゾウのことは考えないでください。


とポジティブな指示を出せば、
多くの人がゾウのことは考えなく

なるそうです。


才能豊かな選手でも、
伸びない子と伸びる子が
明確にいるそうです。

その違いは何か。

目標設定の違い

が大きな原因の1つです。

伸びる子は

目標を細かく設定して
小さな成功体験を積み重ね


ています。

また、

不得意で苦手なことから
取り組み始める人の方が
伸びが高い


そうです。

集中力があるうちに
苦手を克服する。

よってパフォーマンスが
上がる訳です。



減点主義は
失敗を恐れ、
チャレンジ精神を奪います。

これまで
画一的な減点主義の指導を
日本は好んでしてきました。

・水を飲んだら全員で腕立て
・エラーをしたらランニング
・サインミスしたら試合に出さない


などがそうです。

これらの指導を
美化してきた言葉が

根性


です。

減点主義指導に耐えられる人は
根性がある。

耐えられない人は
根性がない。

そんなレッテルを貼って
根性を美化しているのです。

立花さんの次の
根性論に大賛成です。

根性とは
「どれだけ野球が好きなのか」
に他ならないと気付きました。


根性がある選手とは、
要するに野球がとことん
好きな選手のことです。

これなら

体育会系でない私も
根性だせそうです!!


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