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#34 マルモ岡谷

こんにちは。be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第34弾は長野県岡谷市にあるマルモ岡谷さんを訪問しました。
マルモ岡谷は地元に根ざしたお店で、販売は直販のみとなっています。
以前はオンラインでも販売されていたそうですが、岡谷の地を訪れてほしいとの想いから、ネット通販は停止し、対面販売のみに切り替えたそうです。

今回は、マルモ岡谷さんの魅力をお伝えします。

代表はプログラマー

マルモ岡谷の代表は元々都内でプログラマーをしていたそうですが、マルモ岡谷を経営する両親が高齢になったことから後を継いだそうです。
後を継いだ理由は「そういうもんだ」としか思っていなかったからとのこと。
店を継いだ後に、漬物屋が重労働で大変さを実感したとのことです。

また、社内の業務を見直し、元プログラマーの経験を活かして店の独自システムを構築し、受注・発送の効率化を図られたそうです。今でもシステムを触ることがお好きなようで、システムの受注開発もしてみたい、と話されていました。

取材の様子

地元の素材を大切に

マルモ岡谷は元々岡谷の醤油屋でした。塩尻に移転した後、味噌・醤油・漬物を作られていたそうですが、漬物の製造拠点を岡谷に戻し、味噌・醤油と分業したという経緯があるそうです。
以前大手企業に漬物を卸していたものの、従兄弟が引き継ぎ、「ピクルスコーポレーション」という独立した会社になったとのこと。

マルモ岡谷では長野の名産を使った漬物を販売しています。
しまうりは諏訪の農家(辰野市、下諏訪、岡谷)から仕入れており、かた大根は松本産、山芋はやまがた村のもの、かりん漬けは長野名産「マルメロ」を使用しています。
味噌漬けに使用する味噌は、喜多屋さんのお味噌を使用していて、粕漬けに使用する酒粕は井藤酒造さん(諏訪の酒屋)や喜多屋さんから仕入れているとのことです。

甘めの製品が人気で、ご飯のお供として食べられることもあれば、お茶請けで食されることも多いと伺いました。

かつてはお中元やお歳暮で販路が拡大していたものの、今ではお中元やお歳暮などの習慣も減っているため、販路も減っているとのこと。
現在は、若い方に食べていただきたいとの想いから、地元の保育園向けにカリカリ梅の小梅を刻んで販売しており、大人気とのことです。

購入したお漬物(縞瓜の粕漬け、かりん漬け、小梅漬け、赤梅)

他にも、天神祭り限定できゅうりの漬物を出店されているそうです。

他の漬物屋さんでは見かけないような商品を多数作られているため、岡谷を訪れた際はぜひ足を運んでみてください。
それではまた次の記事でお会いしましょう!

文責:むーみん


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