Yuuka | 発酵製造元への訪問記事

2022年9月にbe-enを創設。微生物産業を盛り上げる活動を開始! 微生物と共生する…

Yuuka | 発酵製造元への訪問記事

2022年9月にbe-enを創設。微生物産業を盛り上げる活動を開始! 微生物と共生する発酵食品や伝統工芸品の作り手さんを紹介し、素敵なご縁を繋いでいきます。 https://lit.link/Yuukamicrobe

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自己紹介

初めまして!微生物愛好家の川村悠華です。 発酵食品や伝統工芸品の製造で大活躍する微生物の力と、微生物と共に働く作り手さん達を紹介していきます。 毎週末に投稿します📝 記事を通して、新しい発見や素敵な繋がりが生まれますように(*^^*) 叶えたいこと微生物を通して、人と人を繋ぎ、素敵なご縁を結ぶこと。 微生物の力で、心と身体の健康に貢献すること。 日本独自の微生物産業の魅力を世界へ発信し、ファンを増やすこと。 経歴奈良県出身 ▼ 奈良高校 生命科学や微生物学の神秘に

    • #38 有限会社宮城商店

      こんにちは。be-en代表のゆうかです。 蔵元巡り第37弾は、長野県千曲市にある有限会社宮城商店をご訪問しました。お店に入ると、太陽光が入り込み、木材の良い香りが感じられる温かい空間が広がっていました。 そんな素敵な店舗にて、有限会社宮城商店専務取締役の宮城恵美子様にお話しを伺いました。 地域の伝統食を守り「心の故郷に」 明治42年創業の宮城商店は、味噌・醤油の製造から始まったそうです。しかし、戦争により、原料である大豆や米の入手が困難になり、近隣の野菜や山菜を使った漬

      • #36 黒澤酒造

        こんにちは。be-en代表のゆうかです。 蔵元巡り第36弾は、長野県南佐久郡佐久穂町にある黒澤酒造株式会社をご訪問しました。JR八千穂駅から徒歩5分、大きな敷地が見えてきます。 今回は代表取締役社長の黒澤孝夫様にお話しを伺いました。 黒澤酒造の歴史 安政5年に創業し、明治31年に黒澤合名会社を設立しました。銀行、呉服太物卸業、酒造業、味噌醤油醸造業、薬品卸業と黒澤五家が合わさり、屋号を日が登るという意味で丸登㋣としたそうです。 昭和24年に黒澤酒造株式会社を設立。日本酒

        • 【イベントレポート】第2回 岡谷の歴史を食す

          今回は 9/17 (日) に銀座NAGANOで開催した 第二弾 岡谷の歴史を食す イベントについてご報告します! イベント概要 長野県岡谷市の歴史と名産品を紹介するイベントを実施し、喜多屋醸造店の五代目姉妹、佐々木彩さん、長峰愛さんにお越しいただきました。 味噌の製造工程を動画を用いたご説明、『ゼロから始める岡谷味噌』という原料を畑で育て、ゼロから味噌を作るイベントのご説明、新しい有機味噌ブランド『しぜんと。』に関しての素敵な想いをお話しいただきました。 *イベントス

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        • 長野発酵ツーリズム
          3本
        • 味噌蔵
          13本
        • 酒蔵
          2本
        • 醤油蔵
          7本
        • ワイン製造元
          1本

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          #35 石窯パン ハル

          こんにちは。be-en代表のゆうかです。 蔵元巡り第35弾は、長野県内に2店舗を構える石窯パンハルさんを訪問しました。 お店はご夫婦で経営されていて、奥様の里美さんが製造を、旦那さんは主に経営を担われています。 今回は、製造担当の里美さんに、パン屋を開業された経緯、石窯パンハルが目指すパン作りについてお話を伺いました。 専門性を身につけるために食の道へ 里美さんは、学生時代にライターのアルバイトをされていたご経験があり、その経験を生かして新卒で地元紙の広告媒体を作る会

          【レポート】信州味噌9種食べ比べ8月18日

          ​​今回は 8/18 (金) に箕と環さんで開催した第四弾信州味噌の歴史と蔵元紹介~9種の味噌食べ比べ~ イベントについてご報告します! イベント概要 長野県岡谷市の味噌の歴史 味噌蔵9社の紹介 9社味噌の試食と評価 味噌の生産量全国1位の長野県のお味噌の歴史を味噌探究家の小藤さんよりお話しいただけます。知らないことばかりで大変興味深い内容となっております。 また、ご試食いただくお味噌は、私が信州で実際に訪問した味噌蔵さんで製造しているお味噌です。 同じ信州味噌で

          【レポート】信州味噌9種食べ比べ8月18日

          #34 マルモ岡谷

          こんにちは。be-en 代表のゆうかです。 蔵元巡り第34弾は長野県岡谷市にあるマルモ岡谷さんを訪問しました。 マルモ岡谷は地元に根ざしたお店で、販売は直販のみとなっています。 以前はオンラインでも販売されていたそうですが、岡谷の地を訪れてほしいとの想いから、ネット通販は停止し、対面販売のみに切り替えたそうです。 今回は、マルモ岡谷さんの魅力をお伝えします。 代表はプログラマー マルモ岡谷の代表は元々都内でプログラマーをしていたそうですが、マルモ岡谷を経営する両親が高

          #33 高橋醸造

          こんにちは。be-en 代表のゆうかです。 蔵元巡り第33弾は長野県岡谷市にある高橋醸造さんを訪問し、四代目の高橋さんにお話を伺いました。 今回の記事では高橋醸造さんのこだわり、魅力についてお伝えします。 醤油の味は自慢の “ベロメーター” で判断 高橋醸造は高天酒造が本家で、かつては味噌も製造していたそうですが、現在は醤油に絞って製造・販売をされています。 三十年前まで桶で仕込みを行っていたとのことですが、現在は岐阜の醤油組合で生揚げを作ってもらい、高橋醸造では仕上げ

          #32 豊島屋

          こんにちは。be-en 代表のゆうかです。 蔵元巡り第33弾は長野県岡谷市にある豊島屋さんを訪問し、常務取締役 林慎太郎さんにお話しをうかがいました。 豊島屋は慶応3年(1867年)に創業し、創業150年を超える老舗の酒屋です。 岡谷の地酒「酒の王 神渡」の醸造販売を手掛け、出品酒から普通酒まで全量長野県産米を用いて「笑顔のみえるこだわりの地酒」をテーマに酒造りを行なっています。 地元の農家への思い 豊島屋では、ほぼ100%長野県内の契約農家から仕入れたお米を原料とし

          #31 ジャンボン・ド・ヒメキ

          こんにちは。 be-en 代表のゆうかです。 発酵醸造元巡り第31弾は長野県小県郡長和町大門姫木にあるジャンボン・ド・ヒメキさんを訪問しました。ちょうど訪問した際、代表の藤原伸彦さんは、豚肉に”マンテカ脂”というラードとひまわり油の混合油を塗る作業を行なっていました。今回初の試みとのことで、美味しいハム作りで研究を重ねていらっしゃることが出会ってすぐに伝わってきました。 生ハムを作るのは飲食業界歴42年の元フレンチシェフ 藤原さんは大阪出身。山好きの父親がペンションを

          #31 ジャンボン・ド・ヒメキ

          #30 喜多屋醸造店

          こんにちは。 be-en 代表のゆうかです。 蔵元巡り第30弾は長野県岡谷市にある喜多屋醸造店を訪問しました。 喜多屋醸造店は1932年(昭和7年)に創業しました。元々酒屋を営んでいたものの、初代が製糸業の従業員給食用味噌醤油製造施設を購入し、醸造店として創業されたそうです。 現在は社長の佐々木一夫さんに加え、娘さんである愛さん(姉)と彩さん(妹)姉妹が経営に携わっているとのこと。訪問した日はお店がお休みの日でしたが、愛さんと彩さんのお二人からお話を伺うことができました。

          #29 丸正醸造

          be-en 代表のゆうかです。 蔵元巡り第29弾は長野県松本市にある丸正醸造を訪問し、四代目の林信利さんにお話を伺いました。 丸正醸造は明治28年に創業し、今年で128年目を迎えます。 創業以来、手作りの伝統製法で醤油を製造されていることに加え、厳選した原料、素材本来の美味しさを活かした無添加の商品作りに強みを持ち、長野県で100年続くお店に授与される「信州の老舗」でも高い評価を受けています。 丸正醸造が目指す味噌づくり 林さんは幼少期から毎日味噌汁を飲んでいたそうで、

          【特別編】ヌーベル梅林堂

          be-en 代表のゆうかです。 今回は特別編として、岡谷市にあるお菓子屋「ヌーベル梅林堂」さんのご訪問について執筆します! ヌーベル梅林堂は、「第1回 岡谷の歴史を食す」にてご紹介した長野県岡谷市にある老舗のお菓子屋さんです。 今回は、営業課係長の工藤憲一さんにお話を伺いました。 ※岡谷市の名産紹介のイベント記事はこちら👇 スイス仕込みのお菓子驚くことに、ヌーベル梅林堂さんは元々和菓子専門店だったそうです。しかし、スイスで修行した現社長が、先代からお店を継いだ際に、洋

          【特別編】ヌーベル梅林堂

          【レポート】信州味噌9種食べ比べ(6/3)

          ​​今回は 6/3 (土) に銀座NAGANOで開催した 第三弾信州味噌の歴史と蔵元紹介~9種の味噌食べ比べ~ イベントについてご報告します! イベント概要 味噌歴史家の小藤なおさんと、長野県東御市ご出身の三島みわこさんにも準備をサポートいただき開催いたしました。 長野県岡谷市の味噌の歴史 味噌蔵9社の紹介 9社味噌の試食と評価 今回ご紹介したお味噌は、私が信州で実際に訪問した味噌蔵さんで製造しているお味噌です。同じ信州味噌でも、蔵によって材料、製法、棲んでいる菌

          【レポート】信州味噌9種食べ比べ(6/3)

          #28 カクキュー

          be-en 代表のゆうかです。 蔵元巡り第28弾は愛知県岡崎市にある合資会社八丁味噌(屋号がカクキューのため、以降ではカクキューさんとします)さんを訪問しました。早川ちかこさんをはじめ、久右衛門さん、昌吾さん、野村さん、福田さんにお話を伺いました。 カクキューさんの歴史 カクキューさんは今川義元の家臣であった早川家を先祖に持ち、桶狭間の戦いで今川が敗れた後、数代を経て1645年(正保2年)に現在の場所で「八丁味噌」を造り始めました。 1907年(明治40年)に建造された

          #27 武田味噌

          こんにちは。 be-en 代表のゆうかです。 蔵元巡り第27弾は長野県上田市にある武田味噌さんを訪問しました。今回は、武田晴太郎さんからお話を伺わせていただきました。 武田味噌の略歴 武田味噌は昭和5年創業、93年の歴史があります。 かつて、上田市では養蚕が盛んだったことから、武田味噌の前身は製糸業でした。当時、海外にも絹を輸出していたそうです。 しかし、1930年の世界恐慌により養蚕業は衰退し、それを機に転業、武田味噌を創業されたとのことです。武田家は武田信玄の次