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アラサーの人間関係「子どもはいつ?」

27歳。この年齢になると旧友との話題は「結婚はまだか?」が大半を占めるし、
結婚すると次は「子どもはいつ?」という興味を寄せられたりする。


幸いわたしはまだ直接的にひどいプレッシャーをかけられるようなことはなかったけれど、悪気のない「子どもできた?」にモヤっとしたことが数回あった。

自分以外の既婚者に向けられる「子ども欲しい?」「じゃあもうすぐかー」などの発言にモヤっとしたこともあった。


聞くほうも悪気がないのはわかっているし、もしかすると過去にわたしも何気なくそういう発言をしてしまっていたかもしれない。



「籍を入れるか」「姓はどちらにするか」「どこに住むか」「子どもは作るか」、そしてそれぞれどのタイミングにするか。
人生の岐路に立つたびにパートナーと話し合って決定してきた。

当たり前だけれど、これらのことは自分とパートナーが決めていい。それ以外の誰かや、はたまた世の中の風潮が介入する資格はない。



そのはずなのに、自分の価値観や世の中の型にハメようとしてしまう人は多い。

特に“「子どもはいつ?」という類の質問のデリカシーのなさ”については散々問題提起されているが、この数年で何度も遭遇した。これリアルにあるのだなあ〜とかなり新鮮に驚いた。



ライフプランの話になると途端に互いの違いが浮き彫りになって、そこへ無邪気に踏み入ってこられることへの抵抗感がブワッと湧いてしまう。
自分以外に向けられている様子を見ることにも拒絶反応があって、大げさではなくその後何日かはモヤモヤを抱えることになる。


いかに今まで互いの深いところについて話すような人間関係を築いてこなかったか、を痛感させられる。
同時に、どうでもいいような会話だけで永遠と楽しめたあの頃のようにはいかないことに一抹の寂しさも感じる。そういう年齢になったということなのだろう。


人付き合いを拗らせているこんな私にも、純粋に互いを尊重し合えて価値観について真剣に話ができる友人が存在する。
かわらぬ付き合いに感謝して、これからも大切にしなければと心に誓う。

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