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喜びと不安〜8日目〜

「ペープサート」不思議な言葉。
子どもがいないと知ることがなかっだろう。
保育園の連絡帳に書いてあった。
何だろう?と思い調べてみると、あったな~。
懐かしい気持ちに包まれながら思い出す。
紙の人形?裏表に絵が書いて割り箸なんかに貼りつけて作った思い出が蘇る。

誕生日会で披露されたペープサートに子どもは興味津々で楽しんだみたい。
その光景が目に浮かぶ。
食い入るように目で追いかけ、ジッと集中してその世界に没頭したんだろうな。

「今日は楽しかった?」
「うん!」
「ペープサート見たの?」
「んん~?」
頬に手をつき考える素振りを見せる。
プニプニのほっぺが可愛い。
パッと電球に光がついたように
「カエルさん!」
カエルのお話だったのかな。

こうした何気ないやり取り。
独りだった頃には想像もつかなかった時間。
ずっと自分は誰かがいる生活なんて考えられず、いっそのことこのままでもいいと思っていた。
ましてや子どもなんて、どう接すればいいんだ。
未知の生き物じゃん。

世界が変わって思う。
自分自身が1番こうした触れ合いに飢えていたんだろうな。
こんな会話が出来ることが楽しくて仕方がないんだろうな。
なんだ出来るじゃん。
喋るの好きじゃん。
自分だって子どもだったんだから、その頃の自分がどう思っていたか、何をしているときが楽しかったのか、そんなことを思い出しながら子どもと接していく中で自然と行動もついてくる。

妻がお風呂に入っている間、子どもとの2人だけの時間。
そんな時間も大切な宝物。

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