見出し画像

不思議な詩「シンギュラリティ」の種あかし。。そして

先だって
『シンギュラリティ』というお題をいただいて
こんな詩を編みました


頃合いなど無い

夜の沼に 落ちた雫が
咲く園で

すべての理を
解き放ち

白い烏が
星の輪舞を愉しむ

卯月の傀

illust AC

その夜は 新月でした
ふと 言葉が降りてきて
書き留めると
不思議な文字ばかり

推敲するも なお闇深く
首を傾げるばかりの
詩が出来上がりました

あまりに
これまでには
御縁のない様子の
詩でしたので

捨ててしまおうとも
思いました

けれど
なんだか
それも可哀想なので

これが生まれた
理由もあるのかな?
と、思い直し

Twitterへ流してみることに
しました

やはり
今までと違う方も
御反応くださいました

その中には
とても
懐かしい方の御名前もあり
嬉しく拝見しました

この詩は

いつもTwitter上で
お題をくださる

『言葉の添え木』様からの

「シンギュラリティ」という
文字を目にした時に
生まれたものです

もしかしたら
私の中にある
AIへの小さな恐れから
紡ぎ出されたのかも
しれませんね

それにしても
修羅…

な 気がして
怖いです。


   ♡ 
       ♡  

こんな
戸惑いの止まぬままに
こちらに
詩をしたためましたら

吟遊詩人K.様が
素晴らしい
読み解き】をして下さいました


「いついつにこれが来ます」という予想もなく、突然に訪れるものがある。それに応じられるか、どうか。

見ることも触ることも難しい、小さな闇の中から、ふっと咲くものがある。ちょうどミヒャエル・エンデの『モモ』に出てくる「時間の花」のように。

その時、今までの道理や理屈はぱっとこわれ、代わりに新しい理(ことわり)が一気に創造されていく。それはAIとも関わっている。(「夜の沼」は、AIの動作プロセスがブラックボックスであることも示している。)

「白い烏(カラス)」。ワタリガラスは世界中に分布する鳥である。ワタリガラスは真っ黒だが、アラスカ〜カナダの神話によると、かつては真っ白い鳥であり、ある試練を乗り越えた時に黒くなったのだという。

その原初の姿が思い起こされ、遊戯をする創造主としてのワタリガラスの力がwebを通じて発揮される。電脳空間が霊化して、縦横無尽に詩の力が閃き始める。

「卯月の傀(うづきのくぐつ)」。卯月は4月のこと。3月〜4月にかけて、世界でも日本でもいろいろなことが起こり、一見、それは時代の転換点のように思える。たとえば、chat-GPTの登場やコロナが収束したかに見える、など。

けれど実は、それは表面的で一時的な現象にすぎない。そこに乗っかり、応じるために急ぐのは「くぐつ=操り人形」になることだ。かといって「まだ様子見をしよう」というのともちがう。時代全体がなにかに乗っ取られようとするなかで、あくまで自分の行く道を、自分のうちなる心に問いかけて見出さなければ、未来は開けない。

上のリンク先「吟遊詩人K.」様のページより


吟遊詩人K.様
ありがとうございます。

大好きな
ミヒャエル・エンデの『モモ』

モモみたいな存在になりたくて
お仕事しているけれど

夜の沼に
花は咲くかな?

そして

白い烏は
古より
神の使いとされ



人工知能がを大幅に凌駕する
特異点で

あぁ
難しい

って
ちょっとお茶目に
肩すくめ

神様と
笑っている気がするの


❀ 
   ❀
      ❀

吟遊詩人K.様の
読み解きに 感謝して

また一つ
詠んでみます

時の浅瀬に   喰む月が
三つ指ぞろえの 跡を撫で
ぽろろん と瞬きながら
微笑んだ

汐の香の ざわめく先に
天の梯子  架け
古より新地へ

白い  君が袖を
慈雨に透かし 
汲む宵にこそ 麗しき

千歳に焚べる
君の唄

photo AC

どうも
ありがとうございました。

     由 子  ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?