私の不動産投資法②(リフォームの打合せ → リフォーム完了の確認 → 自分達で手直し)
前回は、『退去→リフォームの見積り依頼→工程の把握』までのことを書きました。
まだご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。↓ ↓ ↓
今回は、
『リフォームの打合せ → リフォーム完了の確認 → 自分達で手直し』
までを書きたいと思います。
自分が仕事で経験してきた強みを活かして
私は30年間、住宅業界で働いていました。
新卒で住宅メーカーに入社し、設計、インテリアコーディネーターと20代〜30代後半までお客様と直接関わる仕事をしていました。
お客様と打合せをしてから、壁紙の色、照明器具、キッチン、ユニットバス、トイレ、屋根材、外壁、場合によっては間取りの変更などなど、建物丸っと一式、決まったものを全て図面に落とし込み、現場管理へ渡していました。
現場のことは現場管理に任せるのが通常でしたが、図面では収まっていても現場では収まらなかった、ということが時々あって、お客さまから「イメージと違っていた」と言われること防ぎたかったので、現場には足を運んでいるほうでした。
私も当時は家を購入したばかりで、一生に一度の大きな買い物の重みというのを感じていましたので、お客様の理想に近い形にしたかった気持ちも強かったと思います。
現場へ足を運ぶと職人さんとも仲良くなるので、現場での不具合や材料の性質のことをはじめ、技術的なことも実際にやらせてもらったりして、いろんなことを教えてもらいましたので、とても勉強になりました。
その時の経験が、不動産投資に役に立っています。
何事も経験で「無駄はないな」と、この歳になると改めて思います。
リフォーム担当者と電話で壁紙の色の打合せ
今回も、リフォームの担当者と電話で打ち合わせをして、クロスの色見本サンプルをネットで確認しながら打ち合わせをしました。
リフォーム担当者は男性の方でしたが、内装に興味のある方でしたので、打ち合わせもしやすかったのが助かりました。
今回リフォームをする部屋は1階の真ん中の部屋で、他の部屋に比べると、窓が南側の大きな掃き出し窓しかないので、「暗い印象を受けるかも」と思い、奥の壁一面を黄色にしようと思いました。
黄色にしようと思った理由は2点あって
部屋の中を明るい印象にしたい
男性女性問わず、入居してもらいやすい
といった点からでした。
黄色と言っても、製造メーカーや同じメーカーであっても、微妙に違っています。
更に、小さなサンプルで色を確認して決めますが、壁一面に貼るとなると、見え方が薄くなったりもします。
部屋の雰囲気が、クロス一面でガラリと印象が変わりますので、ここは全体的なイメージを膨らませながら、特にアクセントクロスは決めたほうがいいと思います。
あとは、全体的に壁紙のビニールクロスは「白」というイメージですが、少し黄色みがかった「アイボリー」を選ぶと、全体的に柔らかいイメージになります。
細かい柄のものもありますが、実際ビニールクロスを貼ると面積が大きい分柄がよく分からないので、ここはあまりこだわらない方がいいと思います。
自宅であれば、自分の好みの柄や色を選ぶのもいいですが、あくまでも賃貸であるということと、自分の好みはみんなが好きだとは限らないということは肝に銘じていたほうがいいと思います。
実際、入居者が決まりそうだったのに、アクセントクロスの色が気に入らなくて、別のところで契約してしまったという話もあるので、ここはあまり主張しすぎる色は避けた方が無難といえます。
リフォーム完了の連絡と完了写真の確認
リフォームが終わる予定の日の夕方、「そろそろ連絡がくるかな」と待っていましたが、連絡はありませんでした。
リフォーム期間も短期間でしたので、予定がずれてしまった可能性も考え、急かすようでは申し訳ないと思い、あえてこの日は連絡をしませんでした。
翌日の午前中まで待ちましたが、それでも連絡がこなかったので、私の方から連絡を入れました。
私 : 昨日で工事が完了予定でしたが、進捗はいかがですか?
担当者: すみません、昨日美装まで終わりましたが、ゴミの片付けがまだ終わっていなくて、連絡ができませんでした。
私 : そうでしたか、分かりました。美装まで終わっているのであれば完了ですね。明日そちらへ伺います。
完成写真をメールで送ってもらえますか?
担当者: 分かりました。送りますね。明日、私も立ち会います。その時にゴミの回収をします。
私 : はい、どうぞよろしくお願いします。
という流れで、翌日現地へ向かうことにしました。
その日の夕方、メールで写真が届きました。
写真を見て気になる点が2点ありました。
● 1点目は、照明器具です。
玄関を開けて、すぐに視界に入ってくるその部屋印象は、とても重要になります。
そこに、ペンダントライト(吊り下げタイプの照明)が視界に入ってくると印象があまり良くありません。
この部屋は、キッチンも居室もペンダントライトでした。
まず、この2つの照明器具を交換することを決めました。
今は、ホームセンターやネットでも6畳用の照明はLEDで、しかもリモコン付で、3,000円〜4,000円で購入できます。
交換も簡単に自分達でできますので、ここに少しのお金をかけることで、入居者が決まりやすいと思えば、変えない手はどこにもありません。
● 2点目は、床と壁との見切り材の色
これは多分、他の大家さんであれば、気にしないところかもしれません。
通常、床と壁の切り返しの部分には「巾木」という装飾的なものを使って納め(隠す効果)ます。
これは、私がこのアパートを購入した時から付いていたものです。
他のダーク色の中に、塗装もしていないナチュラルな木材が四方にぐるっと付いていたので、そこだけが浮いてしまい、どうしても気になりました。
リフォーム業者へまた追加でお願いすると、また職人さんを現場へ呼んで作業をしてもらうことになるので、15,000円〜20,000円はかかります。
「これくらいであれば自分で出来るな」と思い、この分の塗料も購入しました。
木材塗料缶を一つとハケを2本で、1,300円、マスキングテープ(塗装を綺麗に仕上げるには欠かせない)幅広3個セット398円、合計1,698円で準備ができました。
そして翌日、夫と一緒に照明器具2つと塗装の道具、その他必要なものを持って、現地へ向かいました。
リフォーム後の写真
リフォーム前は、こちらからご覧ください。↓ ↓ ↓
清潔感が出て、とても綺麗になりました
綺麗になってはいますが気になる箇所が・・
自分達で変えました
まとめ
ちょっとしたことですが、実際住む人の立場になって考え、現代にあった”最低限”のところを変えるのがポイントだと思います。
私が考える最低限は
照明器具(LED リモコン付)電気代が安くリモコンが便利
壁紙を変えるのであれば、アクセントクロスを取り入れる
最低限(自分達でできる)統一感
人は第一印象が7割といいますが、これは他のことにも言えると思います。
お金をかけずに、自分達でできるところはやってみることで、いくらでも綺麗に仕上がります。
今回自分達で揃えた照明器具2個と、塗料の道具にかかった費用は、1万円弱でした。
次はステージングについて書いていますので、是非読んでくださいね。
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