見出し画像

錬金術師の言霊【15 生きる意味】

生きる意味

「生きる意味が分からない」という言葉は、孤独な人の口から出てきます。孤独が解消されれば、この言葉も自然と消えます。では、どうすれば孤独が解消されるのでしょうか?すぐにできることは植物を育てることです。あるいは生きものを飼うことです。植物や生きものと会話し、心を通わせるのです。孤独の解消には「会話」が必須です。会話の相手は、人間でなければ嫌だと言うのならば、「相性の良い相手」を探すのです。相性の悪い相手の場合、会話が成り立たず孤独は解消されません。通じ合える相手を探しましょう。探し続ければ必ず見つかります。「生きる意味」を探し求めるのではなく、「相性の良い相手」を探してください。生きる意味とは、相性の良い相手との会話ですから。

───────────

相性の要素

「相性が良い」とは、感性が似ている、話が通じる、打てば響く、ツーカーの仲になれる、阿吽の呼吸ができる、気が合う、波長が合う、周波数が合う、趣味が合う、フィーリングが合う、シンクロ率が高い、一緒にいて心地良い、一緒にいて楽しいということです。

───────────

会話相手

会話相手は人間や生きものでなくても構いません。本でも映像でも何でも、お気に入りの作品があれば、その作品と会話をしてください。その会話はモノローグではありません。自分と異質なものとの会話はモノローグではないのです。

───────────

縁と絆の大切さ

縁が訪れたなら、それを逃すことなく掴んでください。人との出会いは宇宙の贈り物です。縁を大切にし、その絆を深めることで、新たな世界が創造されるのです。

───────────

強烈な魅力と行動

あなたには好きな人がいますか? その人はあなたを行動に駆り立てるほどの強烈な魅力を持っていますか?

もし心をつかむような異性に出会ったなら、じっとしていることはできないはずです。好きだけど積極的なアクションを起こせない場合、それほど深い感情ではない可能性があります。

───────────

不確かさからくる恐れ

人が怖いと感じるのは自然なことです。他者との関わりには不確かさが潜んでいるからです。

───────────

異質な存在

異性は異質な存在です。思考回路も感受性もまったく異なります。同じものを見ても受け取り方がまったく違います。完全に異なる存在だからこそ、対立や不快な感情、知りたいという欲求や憧れが生まれ、一致や結びつきが実現されたときに強い喜びを感じるのです。

───────────

求め、探し、門をたたけ

求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。

『マタイによる福音書』

人生をかけるに値する最高のパートナーは、探し続ければ必ず見つかります。

───────────

幸せ者とは

「この人のためにこの身を捧げたい」「この人なら世界の裏側であっても会いに行きたい」と思える人に出会えた人は、幸せ者です。あなたがそう思われる人であるなら、それはさらに幸せなことです。自分の得意分野を極めていくことで、人を魅了する存在になることができます。

───────────

生きがいにするもの

あなたの心を鷲掴みにするものを生きがいにしてください。それを見つけるまで、探し続けてください。妥協したものではテンションも上がらず、本領を発揮することもできません。

───────────

バイタリティ

同じ人であっても、バイタリティのある状態と心身が疲れ切り、生気を失った状態とではまるで別人のように見えます。ファッションや髪型を変えることで他者に与える印象を変えることはできますが、それ以上に活力や生命力を高めることの方が、他者に与える印象を大きく変える効果があります。他者への印象を変えたい場合、バイタリティを向上させることに意識を向けることが重要です。バイタリティを向上させるには、生きがいを見つけて充実した生活を送ることが大切です。

───────────

限界に挑戦

意識には限界に挑戦したいという欲求が存在します。

───────────

睡眠の価値

「寝るのがもったいない、できるだけ寝る時間を削りたい」と思っている人がたくさんいます。それは睡眠に価値がないと考えているからです。けれども睡眠中に魂は別の次元で活動をしています。睡眠にも現実と同じ価値があるのです。魂の活動時間を増やすために、睡眠時間を確保してください。

───────────

もう一人の自分

睡眠中はもう一人の自分が活動する時間です。24時間を交代で活動しているのです。昼間活動していた自分は休憩に入り、休憩していたもう一人の自分が活動に入ります。

もう一人の自分に「夜は任せた」と言ってバトンタッチをして健やかに寝るのです。

───────────

結果派とプロセス派

「結果がすべてだ」と考える人と、「プロセスこそ重要だ」と考える人がいます。これは旅と重ねて考えると、違いが分かりやすくなります。

結果派の人は目的地に向けて寄り道せずに一直線に進みます。目的地は一つなのです。目的地まで最短距離で行きます。結果派の楽しみは目的地のみに存在します。

プロセス派の人は目的地までの間に他の目的地をいくつも追加していきます。最終目的地だけが重要ではありません。旅の途中で最終目的地が変わることもあります。プロセス派の楽しみは旅のすべてに存在します。たとえ最終目的地に辿り着けなかったとしても問題ありません。

結果派とプロセス派、どちらが優れているかというのはありません。その人の個性に大きく依存しており、状況によっては入れ替わることもあります。

結果を出す人は、一つひとつのプロセスを重視することから結果を出せるので、結果を出す人は、結果派でもあり、プロセス派でもあります。旅の楽しみ方を知っている人が結果を出せると言えます。

───────────

心の赴くままに

あなたは自由です。常識的な判断で自分を制限せずに、心の赴くままに生きてください。あなたの人生に失敗は存在しません。どんな行動も良い結果を生みます。恐れずに、人の評価を気にせずに自由に生きてください。この世界はあなたの世界です。

───────────

創造の源泉

「中二病」という言葉がありますが、宗教や哲学、占いやスピリチュアル、人には言えない妄想も、全て「中二病」に含めることができます。すると、ほぼ全ての人がこれに含まれることになります。量子力学という科学でさえ、SF作家も驚くほどの中二病的な内容になっています。しかしながら、「中二病」というレッテルを恐れていては、想像力が制限されてしまいます。他者の評価を気にせず、想像力を自由に広げてください。なぜなら、想像力こそが新しい世界を創造する源泉だからです。

───────────

神秘哲学

哲学は絶対的な究極の真理を追求する一種の狂気の営みですが、それは神秘主義と結びつき、神秘哲学になります。プラトン、スピノザ、ライプニッツ、ショーペンハウアー、ニーチェ、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、デリダ、西田幾多郎など、彼らの哲学は非常に宗教的です。

───────────

無限のアウトプット

覚醒するためには、膨大な情報を吸収する必要があります。インプットする必要のない情報も含め、とにかく大量の情報を吸収するのです。情報の海に溺れて死ぬ必要があります。死んだまま情報の海に長い間漂っているうちに命が戻ってきます。次第に情報が分類整理され、体系化されていきます。思考が熟成されると、完全に復活します。そして、そこからは止まることのない無限のアウトプットが始まります。

───────────

動的な存在

あなたは進化の途中にある動的な存在です。内に秘めた生命は、新たな存在に進化するために絶えず必要な情報を収集し、進化につながる情報の組み合わせを探っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?