『少年のころ』


置き去りにしても

夏と競って駆け抜けた
幻のような少年の頃を
それでも共に懐かしむのか


留まることをあきらめてなお

晩夏の空に焼きつくほど
鮮烈すぎた少年の時を
互いに黙して分かつのか
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