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アンチが出るひとは成功への鍵を持っている。 映画『タイタニック』に視る成功羅針盤。


2022年にあのタイタニック号が復元されるというニュースを見て、随分とロマンティックな話だと思いました。

あ、失礼しました、クリエイティブ・コンシェルジュの篠原有利でございます。

そんなニュースがこんなにも紙面を賑わせるのは
もちろん、1912年に大西洋での悲劇的な海難事故のこともありますが、

私たち現代人にとって映画『タイタニック』の影響を切り離すことは不可能であると考えます。
1997年の末の公開ですからもう20年経つのですね。
シネコン黎明期の頃に随分と並んで鑑賞した記憶があります(当時は指定席の劇場が少なかった)

若い方にとっては、『タイタニック』といえば不朽の名作として語り継がれているものと思います。その年度のアカデミー賞の最多受賞、永遠に続くかと思われたロングラン上映。
記録的な大ヒット。

その記録は後にジェームズ・キャメロン自身が『アバター』で塗り替える事になりますが、
この『タイタニック』の大ヒットの現象は感じ方が違いました。

それは、「人気のある映画」というカテゴリーから「文化」と言ってもいいくらいのムーブメントでした。

それは何故なのか、ここで検証していきましょう。


【一瞬で惹かれるコンセプト】


この『タイタニック』とにかくスケールの大きい作品ですので、予算が桁外れにデカいです。
実物大のタイタニックをセットで再現してそれを沈めるというスケール。
歴史もので細部にこだわるキャメロン監督ですから当然それなりの予算となります。

しかも、悲劇で終わることが確定している物語です。
当然スタジオは二の足を踏む・・・・と思われがちですが、

さすがのプレゼンをキャメロン監督は会社側に提示してすぐにゴーサインを出させています。

その驚愕のプレゼンとは?

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