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タロの助が肩関節の痛みを治すときに考えていること


まず痛みの大まかな原因が何かを探すことから始めている。

肩甲上腕関節?
僧帽筋上部の硬結?
肩甲挙筋の硬結?
肩甲骨の可動性不良?
肩甲帯周囲筋の滑走性不良?
肩甲帯周囲筋の柔軟性不良?
インピンジメント?どこで?
ローテーターカフ?
肩甲上腕関節と肩甲骨の連動性不良?
胸椎伸展可動域の低下?

などなどなどなど。。。。
例の原因を出すときりがない。
ここに出したもの以外にもまだまだたくさんの原因がある。

例で出したもの、それぞれに評価がてらのアプローチ方法があるので、それを行う。即時的に改善がはかれたものが、たぶんもっとも影響を及ぼす付与率が高いので、そこにしっかりとアプローチしていく。

どういったメカニカルストレスがかかっていて、どの組織に影響がでているのか、そこをはっきりさせたうえで、原因の推論を立てる。

圧縮、捻れ、剪断力などのメカニカルストレスの影響は軟部組織へ過度なストレスへと変わり、痛み信号へと変わる。また、炎症にも繋がる。

筋などの滑走性や柔軟性、可動域の問題は、局所へのストレスへと繋がりやすい。運動学的にも理にかなわない動きとなっていることがあるため、修正が必要。

ベースはまずは可動性の獲得から図る。円滑な可動性を獲得すると筋出力も高まり、痛みなく肩の挙上や外転ができるようになることが多いのだ。

円滑な可動性を阻害している要因を分析することはとても重要だと感じている。

可動性を獲得後、肩周囲筋に対して、それぞれに適した運動療法を実施する。

痛みを繰り返さないためにも根本からの改善を図る必要がある。そのためには、ストレッチやマッサージだけでなく、セルフで行える運動療法の指導や生活指導も非常に重要となる。

基本的に他者依存ではどんな問題も治りにくくなるため(メンタル的にも)、自身でも治していくというスタンスを徐々に身につけて貰う必要がある。





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