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フォロワー1000人達成した時の感想は…「虚無だった」

Instagramフォロワー1000人になった時のお話
 
「インスタ流行ってるからやってみたら?」って言われてなんとなしに始めてみたのがきっかけだった。

 何も投稿するネタもなく、他人の映え写見せつけられても何も感じることもなく。
 ある日、テキトーに写真とか投稿してたら「いいね」がついた。人間には承認欲求ってのがあるらしい。

 「いいね」「フォロワー」数がゲーム内のレベルのように感じた。数値が高い方が強いと謎の遊びのようだった。

 もっと欲しい、もっと欲しいと、「いいね返し」や「フォロー返し」の日々だった。本当に「いいね」って思うのは、ほんのひと握りだった。

 フォロワーが100人になっても、馬鹿な僕は何も気づかずに喜んでいた。もっと欲しい、もっと欲しいと。

 1000人が近づいてきた時に、「いいね」を貰うためだけに投稿をしてきた自分に、ロボットのように「いいね」を押してきた自分に、気づいた。
 数が増えれば増える程、本当に大切にしている人は埋もれていっていた。探し出すことが困難になるくらいに。

 大切なものはひとつでいい。ひとつ手に入れるとあれもこれもと欲が出る。あれも欲しい。これも欲しい。そして大切なものが見えなくなる。たくさんの荷物の中に埋もれてしまう。

 これがフォロワー1000人に達成した時の感想だ。「虚無」なのか、「燃え尽き症候群」みたいなものなのか。とりあえず良き学びになったと言って、過去の愚かな自分を誉めておこう。

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