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多面的なひと。

「ぽわぽわした人」
「いつも不機嫌」
「人を殴るような人」
「頭のいい塾講師」
これらは全てある一人の人物についての印象である。
今期一番好きなドラマ「いちばん好きな花」のキーマンとも言える登場人物、みどりちゃんだ。

人は、出会った時期が違えば、印象も違う。
出会った場所やタイミングはわりと重要で、それが例え昨日と今日だったとしても、印象は違うのかもしれない。



「人見知りしないよね」
「テニス部ぽい」
「いじったら泣いちゃいそう」
「いつもキラキラしてますよね」
「あのドラマ(LIAR GAME)見てたら戸田恵梨香がYuuuに見える」

これは、わたしが過去に言われたことのある言葉たち。
ちなみに答え合わせをすると。

人見知りはするし(大人になってごまかせるようになった)
テニス部ではないし(運動部出身だけど違う、というかテニス姿見たことないのに)
いじられたら基本返すか笑うかだし(人見知り全開のときに言われた)
だらけた人間なのでキラキラはしていないし(なぜかその子にフィルターかかってたのだと思う)
疑り深い(完全に信じるまで時間がかかるので、LIAR GAMEの神崎直のように盲信はしない)
と、思っている。

ここで重要なのはそれが正解かどうかではない。
それがその人の持つわたしへのイメージなのだ。


わたしは人間は多面的なものだと思っているし
相手によって態度が変わるものだと思っている。

もちろん個人差はある。
どこにいてもほぼ変わらない人、も存在するとは思うのだが初対面と古くから知っている人とでは喋る内容やテンションは多少変わるだろうし、環境が違えば変わって当然だと思う。
わたし自身がそうだからだ。

わたしは少し気を使ってしまうタイプの人間なので
目の前にいる“その人”に合わせた自分に、“その人”が望む自分に少し変化しているような気がしている。
それは無理しているときもあるし、自然とそうなっているときもある。
無理をしている関係は、もちろん続かないのだが。
自然とそうなっているときは、わたしもそれが心地良いからなのだと思っている。


そもそも、素100%が自分でも分からない。
究極にダラダラしているとき?
子供と戯れているとき?
夫とくだらない話をしているとき?
きっと、どれも素でどれも“わたし”なのだろう。
noteは本音を書いているのでほぼ素のわたし、なのではないかと思う。


非常に細かく分けるとすると
家族でも、いまの家庭(夫と子どもたち)と、わたしの実家と、夫の実家とでは
それぞれ印象が違うはず。
実家では弱いところは見せないのでちょっと強がっている。
義実家では猫かぶっているので(😺笑)悪いことは言わないし、しないし、めっちゃ良い子の振る舞いをしている。


友人も、地元にいる昔からの友人、
いまの生活環境で出会った友人、
ママ友、推し活友達だと少しずつ異なる。

大きくは変わらない気もするけれど
やはり昔からの友人は話が通じやすかったり、既読スルー(スルーというか、めちゃくちゃ返事が遅い)も平気でしてしまうので、許してもらえるという甘えがある。
わたしがマメでないことを理解してくれているのはとてもありがたく、変わらぬ付き合いに感謝している。

いまの生活環境で出会った友人はほとんどが“お母さん”としてのわたしと仲良くしてくれている。
子ども抜きで会えるような友達が増えたのでうれしいのだが、それでも子どもの話題は多い。
わたしは子どもの話もしたいけれど、それだけでは嫌なので
自分の好きなこと、興味のあることの話がしたい。
それが出来る人とは長続きしている気がする。
夫の愚痴(笑えるやつね)も言えると盛り上がるので、笑い合える人がうれしい。


長男の幼稚園では、引っ越しして知り合いがゼロの中のはじめての幼稚園生活だったので、遠慮しまくっていた。
”子育て中のお母さん”の振る舞いに慣れず、不自然だったように思う。
会った時に挨拶や雑談はするけれど、幼稚園の集まりは面倒だと思っていたし
まだ赤ちゃんだった次男のお世話で寝不足だったので、とにかく早く、少しでも寝たかった。
睡眠不足で育児と家事、ほぼ誰にも頼らずに過ごしていたので
体力的にも精神的にも常に追われていた。
それほど人付き合いが苦手ではなかったはずなのに、この時期はすっかり自信をなくしていたように思う。誰に何を言われたわけではないのに、自分らしさを無くしていた。
よって、当時も今も仲良くしている人は限られている。
それ以外の人にはきっと控えめで集まりとか苦手なタイプのお母さんだと思われていたと思う。


一方いまの次男の幼稚園では、仲良くしている人が多くわりと誰にでも話しかけてしまう。
睡眠不足ではないというのはかなり大きい。
次男が誰とでも遊べるタイプというのもあり、幼稚園の代休などにはたくさんの方に遊ぼうと声をかけるので
ここでは社交的だと思われることが多い。
長男の時とは大きな違い。環境で人は変化するらしい。

“長男の時のわたし"のような人はきっと周りにいる。それを忘れずに、そんな人とは距離感を見計らいながら接する。
わたしもそうだったように、その人も別の場所では違うのかもしれない。
もしもわたしが思っていたイメージと違う部分を発見してしまったら、それはそれでなんかうれしい。



みどりちゃん、が4人に会ったときにどんな反応をするのか
今からとても楽しみである。
それぞれのイメージは変わるのだろうか。そのままなのだろうか。

それにしても、あの4人から慕われるみどりちゃん。
絶対的に信頼できる人のような気がする。
よく知らないのにみどりちゃんを羨ましく思うわたしがいる。



10年以上前に購入したもの。
わたしは黄色を選びがちなので
紅葉くんと一緒でした。🍁


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