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出版どうこうを超えて、印税が入ってくるイメージが湧いたよね

木村:大野くんは参加者としてどうだった?劃桜堂(かくおうどう)のこれまでの歩みを本にするってことだけど、初回は参加者としてゼミに出てみて。

大野:よかったよ!初心者がありがちな「私にはそれできません。」って理由ってさ、『わからないことがわからない』ことだと思うんだよね。パソコン初心者ってさ、わからない時にどう調べればいいかわからないってのがあるでしょ。

木村:あー、ググり方がわからないっていうね。

大野:そうそう。出版までの手順というか、ガイドラインがあって、その通りにやってけば出版はできるってことはわかったから「これはもう、書くだけだ!」っていう気持ちになったよ。実際に目次作ってみる時間もあったし、参加者同士でアドバイスの時間があったじゃん。「こういうこと書こうと思ってます」って話す時間があって、いまの段階で他人からどう見えるのかがわかるっていうのもよかったよね。

木村:うんうん。

大野:それだけでも頑張れる理由になるというか。自分ひとりだと不安になったりとかさ、なんとなく時間が流れてうやむやになっちゃったりもあるだろうけど。なんていうか、「本を書いて出版してる自分の像」がイメージできたよ。笑。

木村:笑。

大野:いや違うな、正確には「印税が入ってくる像」が見えたって感じかな。笑。

木村:よかったよかった。笑。書けそうとか出版できそうとかじゃなくて、書いて出版してそのあと印税が入ってくる姿まで見えたならいいじゃないか。笑。1番大事だよ。笑。

大野:印税欲しいなって思いながら書いてたよ。笑

木村:大事大事。笑。書くからにはお金も稼がないとね。それがモチベーションにもなるし、次も頑張ろうってなるよね。

大野:うん、真面目な方に戻すと、「自分でもできるんだ」って話聞いてて思った。実際にやってみてわかんないところは質問したり、木村くんが作る時に使った実際のメモとかも見せてもらいながら進めて、っていうのもとても良いと思ったよ。話を聞いてわかりやすいのも大事だけど、やっぱり実物を見るのって勉強になるし。個別に質問できるのもいいよね。

木村:実物あるのはやっぱ違うよね。よかったよ、捨てずに取っておいて。笑。時間はもちろん心血注いで本書いてたから、なんか捨てられなかったのもあったんだけど。

大野:あとさ、今って結構『あれも好きで、こっちのも好きで、、、』みたいな興味の幅が広い人っていると思うんだけど、それって個人の顔が見えないというかさ。他人から見たときにちょっとわかりにくいところがあるんだと思うんだけど、それが本になると「私これについて本書いてるんです」っていうと一気にわかりやすくなるよね。

木村:自分の名前で仕事していこう、名前とやってることを結びつけたい、と思ったら本はわかりやすくていいよね。本を書いたってことは、そのテーマについて考えが体系化されてるってことだから。実際には、書き始める前段階ではまとまってなくてもいいんだよ。目次作って、書き始めてるうちにまとまるからさ。というか、まとまらないと書き終わらないからさ。笑。

大野:なるほどね、確かに。

木村:頭の中では「あれも書きたい、これも書きたい」があって、情報がバラバラにあるんだけど、本に書くとそれが1つの流れに乗るってことだから。人と話すときは反応見ながら補足したりできるけど、本はそういうのできない一方通行の情報だからさ。しかも初めてその話を聞く人がわからないといけない。

木村:あとはさ、自分でも話してて曖昧な部分ってあるじゃん。自分でも理解しきってないところというか、言語化しきれてないところ。話してるときだと「あれだよ、あれ、、、ね?」みたいな、雰囲気とかニュアンスで押し切っちゃうこともできるんだけどさ。

大野:聞いてる方もね、助け舟出しちゃうみたいなことはあるしね。

木村:本だとそれできない。自分自身の中で情報を言語化しきるって意味でもいいよね本は。これが結構苦しいところでもあるんだけど。

大野:例えばさ、「ある金属に関してすごい詳しい人」がいたとするじゃない。でもその人って、それだけだとただの金属に詳しい人なんだよ。でもそれが本出してるだけで、金属に詳しい、それについて著書を持ってる人ってなるとそれだけで活躍もしやすくなるんじゃないかなって。

木村:あと、話が苦手な人は本書いたらいいと思う。

大野:わかる!

木村:人と話すときってさ、深い話を論理的にじっくり話すことってあんまりないじゃん。リアクションもあるし、相手も話したいこともあるし。

大野:なんかnoteとか書いてるときはさ、論理的に考えて、ちゃんと伝えることもできるけど、しゃべりだと本当にそういうの苦手なんだ。だからさ、普段は無口な人、クールな人でありたいよね。笑

木村:Twitterではあんなに喋ってるのにね。笑。

大野:めっちゃTweetしてるけど、めっちゃ無口だから。笑。

木村:文章だと考える時間があるからさ。「これを言うためにはその前にこの3つを説明しておく必要があるけど、どうやってまとめようかな。」って整理できるし、極端な話、『3時間かけて考えたこと』を『5分で伝わる文章』に圧縮できるのが文章のいいところだと思うんだ。

大野:うん。

木村:文章は練れるから情報を圧縮できる。口下手な人こそ文章で表現するのは向いてる気がするね。

大野:つくる人って、必ずしも言葉が達者ってわけでもないもんね。職人気質な人とかもいるしさ。

『アイディアを出版で守れ!著作権という名の守護神』に続きます。


お知らせ
8月19日(日)16:00〜18:00に【入門編】AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座を渋谷で開催します。

詳細はこちら👉 https://aipublish.peatix.com/
イベントページはこちら👉https://www.facebook.com/events/205068223534630/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1533914736234533


【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座

AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。

☝️第2回より「一芸払い」をはじめました。詳細は料金欄をご確認ください。

データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。

そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。 

そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。

例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。
 
しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもありません。

ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談を行います。同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。

■対象人物
・『つくり出すこと』をしているすべての社会人、学生
・独自の技術や作品を持つクリエイター
・自分のノウハウを体系化させたい人
・電子書籍やペーパーブックで出版したい人
・ニッチな言語や技術を極めている人(初回ではアラビア語の詩集の出版を目指している方も来ました)

■場所
くるくる Global Hub(JR渋谷駅から徒歩5分

■料金
・一般5,000円/学生3,000円
・【一芸払い】一般2,500円/学生1,500円(50%OFF!)
※一芸払いとは:AI時代の出版ゼミでは、アーティスト・デザイナー・クリエイター・ダンサー・カメラマン・パティシエ・ライターなど、何かを『つくりり出す』人を応援しています。そのような人向けに、通常料金の半額をそれぞれの『一芸』で支払うコースを用意しました。アーティストの方でしたら作品1点を参加費の代わりに提供いただき、パフォーマーの方はゼミの休憩時間でパフォーマンスを披露していただき、カメラマンの方でしたらゼミ中の撮影をしていただくなど、その方の『一芸』を提供していただくことで、参加費の半額とするコースです。
一芸払いは各回10名までなので、お早めにお申し込みください。
もし「私のこれは一芸払い可能なのだろうか」など質問がありましたら、FacebookもしくはPeatixからお気軽にお問い合わせください。

詳細はコチラ 『一芸払い、始まる』


■お申込み方法
peatixにて6月29日、もしくは7月13日のチケットをお申し込みください。
詳細はこちら👉 http://aipublishing.peatix.com
※Facebookで参加ボタンを押すだけではお申し込みにはなりません

参考note記事
・アーティストよ筆を取れ。出版は爆発だ。

・スマホがあれば出版できる

・10冊売れると10.000円。電子書籍の印税の話


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