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約140年ぶりの改正!成人年齢18歳で何が出来る?出来ない?

1月11日から始めた連続投稿も7日目。ついに1週間がたちました。本当に皆様のスキやフォローに救われております。本当にいつもありがとうございます!

さて、今回投稿しますのは「約140年ぶり!」明治の時代から実は変わっていなかったんですね。この話題です!

成人年齢が18歳に引き下げられます!

実は動画でも触れていないのですが、一番最初に「成人」を示唆した規定がされたのは明治9年と言われています。明治9年の太政官布告第41号です。この時の意味としては「課税」や「兵役」の基準年齢を満20歳としていたことのようです。実に140年以上も前のことです。

そして、この太政官布告をそのまま模倣してという説や、以前からの成人(元服)が15歳程度、当時の欧米の成人年齢の基準が21~25歳だったことを鑑み、間の20歳を成人としたという考えもあるようです。

参考資料:参議院法制局

そこから明治29年に制定された民法で初めて「成人は20歳」という旨の記述がされ、そのまま現在に至るまで20歳が成人ということにつながるのです。そのため、太政官布告第41号から成人は20歳という流れが日本にはあり、今年2022年ついに140年以上の時を経て改正されることになったのです。

それでは、今回の民法改正はなぜ行われるようになって、一体何が変わるのでしょうか?18歳で出来ること出来ないことを上げていきましょう。

実は20歳成人は珍しい風潮だった?!

日本では当たり前だった20歳成人。20歳というキリのいい数字で覚えやすいのもいいですよね。しかし、この風潮、実は珍しいことをご存じでしょうか?

OECD(経済協力経済機構)加盟国約40か国のうち、実は18歳が成人ではない加盟国は3つしかないのです!

日本、ニュージーランド(いずれも20歳)、韓国(19歳)

他はすべて18歳成人なのです!(一部は州によって違うところあり)つまり、18歳成人が国際的なスタンダードなのです。

こういった事情や選挙権をすでに18歳に引き下げていることもあることから、今回18歳成人に引き下げるということになったのではないか(あくまで推測)と思われます。

18歳成人になっても出来ないこと

先に18歳成人になっても出来ないことを上げていきましょう。

飲酒、喫煙、競馬競輪などの公営ギャンブル、養子を迎えること、大型中型運転免許の取得

一番大きいところでいうと、飲酒・喫煙は4月以降間違える人もいるのではないかと思います。特に、来年度以降成人式を18歳に引き下げる自治体もあるようですから、成人式後の飲酒喫煙で法に触れる人が増えないように願うばかりです。

そして、気になるところでいうと、国民年金はどうなるの?ということなのですが、国民年金は飲酒、喫煙同様「成年・未成年」でくくられているのではなく「20歳から」という規定になっていますので、そのまま20歳からスタートです。

それでは4月から変わることをここからお話していきたいと思います。

18歳で出来るようになること!

一番大きなところでいうと

親権者の同意なく契約を結ぶことが出来るようになる

ということが挙げられます。今までは親権者の同意なく契約できなかった携帯電話、不動産、保険(保険は就業していれば今でも可能)、証券口座、ローン、クレジットカードといったものです。

その他にも次のようなことが出来るようになります。

10年パスポートが作れる、国家資格の受験資格を得ることが出来る、結婚が可能になる(18歳で統一)、性別の変更審判が可能になる

大きなところでいうと結婚の年齢が18歳に統一されることでしょうか。

是非18歳で出来るようになることを4月までにご確認いただけたらと思います。

参考資料:政府広報オンライン

18歳はもう自己責任で親でも守れない

最後に、今後予測されるよくないこと、悪いことをお話して締めたいと思います。今回一番気を付けることは「親権者の同意なく契約を結べる」ということでしょうか。親権者の同意なく、自分の信頼、信用で借金をすることも可能です。

そして、何より今までは通販などで親権者の同意なく購入したものに対しては「未成年者取消法」に基づく契約の取り消しが可能でした。しかし、この適用からも4月からは外れてしまいます。

つまり「自分の身は自分で守る」ということが必要になってくるのです。

今投資が流行っています。投資の勧誘で損をする18歳、19歳も増えることでしょう。借金をすることが可能です。借金をして投資をして逃げられる、なんてことも考えられるでしょう。そして、クレジットカードを使いまくって、リボ地獄、ということも考えられるのです。社会全体でこの危険な状況から18歳、19歳を守っていかないといけません。

そのためには、まずは身近な方から「借金って何?」「リボって何だろう」「クーリングオフって何?」ということを伝えていって、新しく成人になる皆さんを守っていきましょう。

周りの皆様にこの情報が広く届きますように。

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