好き好き和歌山!!その2
とりあえず“くじらの博物館”についてまとめ易いところから。
前回:その1
和歌山に出る前、こんな投稿をしました。
『おかたいイルカやクジラの話を聞いてよ!! 』
鯨類の歯について書いたものですが、まぁせっかくくじらの博物館に行ってくるので、それにちなんだ投稿の一つでもしようかなと思い投稿しました。
くじらの博物館では鯨類に纏わる様々な展示があります。
歯をもつ鯨類の年齢査定法は、歯を縦断した際にみられる象牙質とセメント質の年輪(成長線)を数えることによって分かります。
大体の種では、薄く切って染色して切片標本として顕微鏡で観察するのですが、この写真のマッコウクジラのように大きい歯では切片にせずともわかります。
そして鯨類の色んな歯。
左うえにある棒状のものも歯です。
個人的には虫歯の歯があるのも興味深かったです。
頭蓋骨。
小さな子は恐竜!恐竜!と喜んで見ていましたが、知らないとなんの骨か分かりませんよね。
そして歯をもつ鯨類の中で、一番大きいマッコウクジラの下顎の骨&歯。
ちなみにイルカとクジラの違いは成熟した時の種のサイズによって決められ、大体4~5メートルと大雑把なものです。
ちなみに
鯨類には歯を持つハクジラと歯を持たないヒゲクジラがいますが、ハクジラには小型から大型の種を含む一方、ヒゲクジラは大型か超大型のみです。
つまりヒゲクジラというグループにイルカの仲間はは含まれません。
歯や骨に関する展示も多くありますが、他にも色々あります。
マッコウクジラの胎児の標本。
なかなか今の時代新たに作るのは難しいでしょう。
胎児といえどやはりクジラです。大きいですね。
捕鯨用の銛、先端部に火薬が詰められるようです。
そういえばペンギンの剥製もありました。
ちょっと背筋伸びていて、なんか畏まっている感じ。
ペンギンといえばこちらも。
鯨歯彫刻といって、鯨の歯を彫って作られたペンギンの置物。
なかなか可愛らしく出来ていますね。
これ以外にも文化的な話や鯨類についての展示解説、また捕鯨の町である太地についての資料も多くあります。
今回は時間が足りなかったのでゆっくり見られませんでしたが(今回で6回目の訪問なのでちょっと駆け足で見ました)、日本と鯨類との関わりを知る上でも覗いてみるのをお勧めします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?