去る2023年10月21日。
福岡県北九州市は高塔山。
私の最推しである、黒木渚。ピアニストの森田真奈美さんをお迎えし、Billboard以来となるジャズ形態でフェスに殴り込み。

フェス参加が発表されたのは、器器回回のツアー開始直後？だったと記憶している。多分違う。
名古屋公演で、さなぎの皆さんと「高塔山のフェスに出るんですね〜」とお話しした記憶がある。

その時はまだ行こうとも思っておらず。
器器回回ツアーを全通している身としては、結構お財布にもダメージが響いており、直前だったので航空券が高かったためだ。

しかし、フェスを1週間前に控えた10月中旬。
器器回回の横浜公演を最高すぎて苦しいと言い残し、ライブロスに陥っていた私はどうにか北九州に行けないか、策略を練り出す。

JALのホームページを見てた私は、驚愕した。

若年層限定で四国発着に限り、とんでもない金額で飛行機に乗せてくれるキャンペーンを行っていた。
だけど、目指すのは北九州は高塔山。

「乗り継ぎで行けば…安くね？」

オタクの考える事は怖いのである。
要するに、羽田から四国経由、福岡に行ったとしても12000円なのだ。JAL使って。安い。

当日限定のスカイメイトなのでなかなかの難易度かもしれないが、私はこれを使って弾丸で向かうことにした。

当日。まだ夜が明ける前に羽田→徳島便を予約。そして、徳島→福岡便を予約。なんとか満席にならず福岡までの航空券を手に入れた。

どうにかして、高塔山に辿り着いた私は渚さんを目の当たりにすることが出来た。わざわざ来た甲斐があった。

高塔山ロックフェス2023
黒木渚 featuring 森田真奈美 jazz band
開演 17:10

金魚姫
ダ・カーポ

MC

さかさまの雨
アーモンド

MC

ふざけんな世界ふざけろよ

私は知っています。ロックンロールなんかじゃ世界が変わらない事を知っています。
だけど私達は、絶対に諦めないでいよう。
音楽に騙されて生きるために私達は生まれています。

あの時の少年少女のままで私達は同じ様に
独りぼっちの集合体として音楽を語っていこう。
/アーモンド間奏中の口上。抜粋/

ありがとう、黒木渚。
世界が変わらなくたって、私達の生きる理由になっているんだよ。このどうにもならない、やるせない世の中で、生きる理由を日々探しながら生きているんだ。

あなたが目印になってくれる事で、どろんこな道を諦めずに歩いていけるんだ。仮想空間だって宇宙空間だってなんでも良い。酒と音楽さえあれば人生、生きていける。

終演後。物販で渚さんが立ってた。
近づくと、マスク越しなのに
「あ、味噌塗り地蔵尊。」
＼( 'ω')／＼( 'ω')／＼( 'ω')／＼( 'ω')／
以下省略。

サイン貰えば良かった。
結局の所、頭真っ白になるのよ。

翌日。
今回の旅は必ず四国に寄らなきゃ安くならないという、意味不明な旅程なので、とりあえず高知に寄るという目標を作った。

とりあえず福岡→高知を抑え、飛んだ。
高知から羽田への便は、出発4時間前にならないと買えないため、高知で買うことに。

事件はカツオ食べてる時に起きたんです。
ちょうど出発4時間前になるとこだったので、羽田行きの航空券を取ろうと、スカイメイトをぽちぽち。
購入画面が出たと思ったらなんとエラー。
急いで最終便を検索。そして満席。

詰んだ。
次の日仕事。

わずかに空いている航空券は4万。

どうしよっかなぁ。
と途方に暮れ、はりまや橋に散歩。

ふと乗換案内で全く考えていなかった陸路での検索をかけてみる。2万。8時間。これか。

急いで高知駅に移動。群馬までの切符を購入。
特急列車に飛び乗るのでした。

そして陸路での帰路を選択し、
結局、便数の多い羽田→福岡便を当日券で買った方が安いというなんとも無様な結果で終わるのでした。

そりゃ安いんだから、競争率も高いのよ。
いいお勉強になった高塔山弾丸旅でした。

こんな長文読んでくれたあなた。
本当に。

味噌塗り地蔵尊でした。
私も25歳。
JALスカイメイトを使えるのはあと一年。
後悔しない20代を送りたいものですね。
#黒木渚 #高塔山